2005年08月08日
Radeon 9000 Pro for Mac 製造中止

相次いでの、G4用の売れ筋ビデオカードの発売中止。これはどういうことだろうか。メーカーからは今のところ発表はないので、以下はあくまで推測である。
1. PPC Mac用ビデオカードのリテール版からの撤退
Intel Macになると、今後PC用とビデオカードのハード自体は共通化できるかもしれない。つまり、Mac用のドライバーさえ開発すればPC用のカードが使用で きるのではないかと思われる。となると、今後先細りとなるPPC Mac用のリテール版から、早々と撤退と言うことも考えられる。これはPPC Macユーザーにとっては最悪のシナリオで、弊社としても当たっていて欲しくない。Intel Macが十分使えるなるようになるまで、当面手持ちの機種をパワーアップして、と考えるユーザーも多いはずでATIもみすみすこの需要を逃すことはないと 考えたい。
2. 新製品が出る前の静けさ
G4用カードの新製品が控えており、流通在庫が掃けてから登場ということも十分考えられる。Core Image 対応でお手ごろ価格の新製品が出れば言うこと無しであるが・・・
というわけで、G4で使えるリテール用の現行ビデオカードは、現時点で無くなってしまった。とは言え、Vintage ComputerではOEM品やG5用の改造品など、各種ラインナップしていますので、よろしくお願いいたします。
2005年08月06日
iTunes Music Store 開店記念セール

さてその iTMS 関連商品の心ですが・・・
1. iPod 関連商品
これは、説明するまでもないですね。iPodとiTMSは車の両輪みたいな物。iPodでiTMS の楽しさ倍増ですから、iPodの関連商品でさらにiPodとiTMSの密着度を高めましょう。
2.コンボドライブ、SuperDrive
iTMSで購入した曲をCDやDVDに焼いて楽しむのに、不可欠な書き込みドライブ。Mac やiPodで聴くからディスクに焼く必要はないという方、ちょっと待った!iTMSで購入した楽曲は最大5回他のコンピューターにコピーが可能です。5回 というと十分なようですが、HDDをアップグレード、Newマシンにへの買い換えなどを繰り返していると、意外に早く到達して再生不能になってしまいま す。経験者は語る、そうなる前にディスクに焼いておきましょう。
3. miniMate
これが一番???かも。iTMSを存分に楽しむには、十分なHDD容量が不可欠。1曲当たりの容量はしれていますが、デジタルボックスやオーディオブックはか なりの容量。外付けHDDで万全の備えをしましょう。Mac mini 以外でもおしゃれなHDDとして使えます。
2005年08月05日
1ボタンマウスの歴史

Mighty Mouse の登場で、純正マウスもついに1ボタンからの決別となりました。初代Mac登場以来21年間1ボタンで通してきたわけですが、ついに多ボタンへと踏み切ったわけです。
これを記念して、21年間の純正1ボタンを振り返ってみるのも面白いかとおもい、「純正1ボタンの歴史7点セット」を用意しました。21年間の歴史を手にしたい方には、お薦めです。
最初に出たのが、シリアルタイプのベージュマウス。後のマウスより随分厚みがあるのが特徴です。筐体色に合わせて後にプラチナ色に。その後ADBに変わ り、角マウス、丸マウスが登場しました。USB時代になって登場したのが、まん丸のUSBマウス。これは、使い勝手が悪いと不人気で、Apple がしきりに言い訳していました。使い方を変えれば、こちらの方が使いやすいと説明していましたね。結局Pro Mouseの登場時に、これは使いにくかったと遂に認めています。その後のPro Mouseの黒と白はお馴染みですね。デザイン的には気に入っていましたが、既にOS自体多ボタン対応だったので、機能的に足りない感じは否めませんでし た。
そんなわけで、駆け足で振り返りましたが、基本的にこの7種類で21年間を乗りきってきたわけです。色違いを数えなければ5種類です。基本的な機能は、何 ら変わらなかったわけで、1ボタンマウスのコンセプトがいかに優れていたかの証明とも言えるでしょう。さて、次世代マウスはどうなっていくのでしょうか。
2005年08月04日
Mighty Mouse 登場

満を持しての登場だけに、従来製品とは一線を画しておりアップルらしさが漂っている。とは言え、写真でみる限り樹脂そのままの表面で高級感には欠けるような気がする。この辺りは、現物を見てのお楽しみだ。
また、メインの2つのボタンは、ボタンではなくタッチセンサとなっている。てことは、押しても全くクリック感がないのかな? これは違和感がある気がするが、iPodのようにクリック音でクリック感を演出するのか、機械的にクリック感を設けているのか(写真を見る限りこれはなさ そう)、色々疑問な点も多い。スクロールボールの操作感も、気になるところだ。
と、色んな疑問は期待の裏返し。マウス1つでこれだけ期待させられるところがアップルの術中にはまっているのかもしれない。
既にオーダーしたので、届くのが楽しみだ。届き次第使用感をお伝えしますが、即納ではないルートで発注したので、数日かかる見込み。
2005年08月03日
Sonnet 新製品の発売と値下げ

新製品は、Encore/ST G4 1.8 GHz、Encore/ST G4 1.33 GHz、Encore/ST G4 1.8 GHz for Cube です。1.8GHzはSonnet 最速クロックになりますが、1.33GHzはなぜ今更という気も?まー、選択肢が増えるのはよいことです。
Encore/ST G4 1.4 GHz、Encore/ST G4 1.2 GHz、Encore/ST G4 DUET 1.3GHzも値下げになっています。L3キャッシュ重視の方には、こちらがお薦めですね。
1.8GHzの発売に伴い、Encore/ST G4 1.7GHz、Encore/ST G4 1.7GHz for Cube がディスコンとなりました。Vintage Computer では、在庫分をお得な価格でご提供しております。0.1GHzのクロック差でお値段はずっとお得です数に限りがありますのでお早めに。
Sonnetは老舗らしく、安定性と信頼性には特に定評があります。その分少々価格が高めな面もありましたが、今回の値下げでぐっとお買い得感が増していますね。Intel Mac 移行までは手持ちのPPCで頑張ろうという方にも、お薦めのアップグレードです。
2005年08月02日
HP iPod 販売打ち切り

HPとしては、iPodの人気にあやかってHPのパソコンを売り込みたいというのが当初のもくろみだったのだろう。実際に、iTunesをプレインストー ルしたりして、 すぐにiPodが使えるWindowsマシンとして販売をしていた。しかし、実際にはその効果はほとんどなく、今回の打ち切り決定となったのだろう。
HPのiPodが例え本家より安かったとしても、これをほしがる人は少なかったに違いない。やはり何というか、偽物感がするのである(決して偽物ではない が)。もっと正確に言うと、AppleブランドのないiPodは誰もほしがらないと言うことだ。HPもそれはわかっていたので、Appleロゴをそのまま にしていたと思うが、余計なロゴがついていると興ざめである。
iPodは製品単体の魅力もさることながら、アップルのブランド力が放つオーラと、iTunes、iTMSとの連携による使いやすさが人気の秘密だ。従っ て、後発メーカーが少々良いものを作っても、iPodの一人勝ち状態にストップをかけることができない。機能的な魅力は真似をするのも簡単だが、ブランド の魅力は簡単にコピーできない。iPodの一人勝ちは当分続きそうだ。
2005年08月01日
電車男が面白い理由
週末の夜は、こちらの地上波でも日本語ドラマが数本放送されているので、楽しみに見ています。さっき電車男2回目、見終わりました。日本ではもっと進んでいると思いますが、こっちではこの位遅れて放送されています。
いや、しかし面白かった。最近、アメリカのドラマも含め不作が多いと感じていたので、面白さ倍増です。
さて、不作ドラマとの差を考えてみると、なんと言っても現代の新鮮なネタで共感できると言うことでしょうか。不作ドラマを考えてみると、なんだかいつか見 たような使い古されたネタが多いように思います。電車男は、10年前には絶対あり得なかった。5年前はあり得たかもしれないが、マイナーすぎて共感できな かった。今だからこそ、扱える新しいネタなんですよね。それだけに、新鮮で感情移入できて、面白いし感動できる。やはり時代を見る目が大切ですね。
電車男では、ネット掲示板が重要な役を果たしていますが、ここまでではなくとも現実に掲示板のお世話になっている方も多いのではないでしょうか。Vintage Computer BBSも、ドラマのように助け合える場としてご利用頂けると幸いです。
いや、しかし面白かった。最近、アメリカのドラマも含め不作が多いと感じていたので、面白さ倍増です。
さて、不作ドラマとの差を考えてみると、なんと言っても現代の新鮮なネタで共感できると言うことでしょうか。不作ドラマを考えてみると、なんだかいつか見 たような使い古されたネタが多いように思います。電車男は、10年前には絶対あり得なかった。5年前はあり得たかもしれないが、マイナーすぎて共感できな かった。今だからこそ、扱える新しいネタなんですよね。それだけに、新鮮で感情移入できて、面白いし感動できる。やはり時代を見る目が大切ですね。
電車男では、ネット掲示板が重要な役を果たしていますが、ここまでではなくとも現実に掲示板のお世話になっている方も多いのではないでしょうか。Vintage Computer BBSも、ドラマのように助け合える場としてご利用頂けると幸いです。
2005年07月30日
Mac Fan 9月号の執筆記事

「INSIDE OUT」は新連載。このようなハードの中身を詳しく解説するのは、月刊誌にとっては重要なことだと思う。ニュースの速報面ではどうしてもネット に負けてしまうので、こういう記事に力を入れなければいけない。初中級の読者層ということで、編集部からはくれぐれも難しくならないようにとの指示。元々 難しい話だけに、苦労しました。読んで頂ければ幸いです。
もう1本は、Sonnet 本社の訪問取材。CEOのロバート・フランソワース氏はこれまでメディアにほとんど登場したことがないと思うので、貴重な記事だと思う。内容は読んでのお 楽しみだが、氏が強調していたことは販売店としても本当に頷ける。口だけではなく、確かに実践して結果を残しているところがトップメーカーたる所以と強く感 じた取材だった。
というわけで、Mac Fan 9月号 ぜひ読んで頂けると幸いです。
2005年07月29日
PowerLogix 製品取り扱い拡大

これに合わせてという訳ではないのですが、トップページでもお伝えしております通り、PowerLogix 製品の取り扱いを拡大しました。
Cube用1.8GHz シングル、タワー用100MHz Bus の1.8GHz シングルとデュアル、133MHz Bus の 1.8GHz シングルとデュアルを追加です。
よろしくお願いいたします。
2005年07月28日
iBook G4 とMac miniのマイナーアップデート

1. Mac in Intel (Mactel)発表後初のアップデート。今後Mactel に切り替えまでどのようにアップデートを行っていくのかの試金石と言えそうだ。
2. Tiger時代のマシンとしてふさわしい仕様へのアップデート。
結果としては、iBookはGPUがRadeon 9200から9550に変更されて、Core Image対応となった。またクロックが100MHz程度上がったのが目立つところ。マイナーアップデートしては、従来並といった感じで、Core Imageにも対応したことで2の意義は十分果たしていると言える。また、ワイド液晶については、かなり具体的な噂も出ていたが結局出なかった。これは、 1に関してはMactelが出るまでは、大きな変更は行わないという姿勢の表れと見ることもできる。大きな変更は、Mactel発表時に一気にと言うこと かもしれない。
Mac miniについては、史上もっとも小規模なアップデートと言っていいかもしれない。クロックも同じなら、GPUもRadeon 9200のままで、2の役割を十分果たしているとは言えない。これまで、オプションで選択可能だった物が標準装備された程度で、よりお買い得とはなってい るがアップデートとも言えないような内容である。よりエントリーモデルとしての位置づけがはっきりしたと言うこともできる。
今回のように、Mactel登場まで地味なアップデートを続けるとすると、移行までのしばらくの間は、買い控えを抑えることは難しそうだ。それとも、PPC最後の購入機会には、駆け込み需要があるのだろうか?