2005年11月03日

実録ビザ取得への道 その44

起業シリーズ「実録ビザ取得への道」の続編です。

というわけで、ビザサポートの母体となる会社の設立から始めることとなった。駐在員として仕事をしながらという微妙な立場なので、私の妻が主体となって設 立を行う。会社設立は、色々大変かと思ったが、あっけないほど簡単だった。数枚の書類に記入して、申請を行ってお終い。実に簡単だ。米国での起業の敷居の 低さを垣間見た思いだった。
会社の形態はLLC。Limited Liable Companyの略で、直訳すると有限会社に近いが、日本の有限会社とはちょっと異なる。社名はVintage Computer, LLCとなった。時々略してLLCさんと呼ばれるが、ちょっとおかしな呼び方と言うことになる。
前回も説明した通り、新会社の出資比率は協力者が51%そして妻が49%となる。名目上の経営者とは言え、51%の出資をしてくれる人を探すのが大変だと 思った人もいることだろう。しかし、新会社の資本金はわずか$100。つまり出資額は$51。これなら繋がりの強い人をあたれば何とかなるわけだ。



こうして99/2月に無事設立した会社に、H-1Bビザをサポートしてもらう。こちらの方は、色々な書類を揃えなければな らないので結構大変だ。H-1Bビザは特殊技術を持つものに発給されるビザ。期限は3年で、1回限りもう3年の延長が可能だ。つまり6年後には、なんらか の別のビザが必要になる。H-1Bビザの条件には学歴や職歴も必要となるので、日本の卒業証明書や就労証明書を取るなど、色んな書類の取り寄せも必要だっ た。
こうして無事申請を済ませたのが、確か3月末くらいだったと思う。後は、ビザが下りるのを待つばかりだ。H-1Bビザは年間の発給数が決まっており、10 月が年度の始まりだ。定員に達した後は、次の10月に受付されることになる。前年の10月から既に半年近くが経っていた。折からのネット景気に沸いていた 頃で、プログラマーやWEBデザイナーなどの
H-1B申請者が急増していた頃だ。そのため、既に定員に到達したのではという観測が流れていた。
こればかりは、いつ締め切りに達したかの正式な発表がないので、弁護士も推測しかできない。おそらく既に定員に達しており、10月受付で、ビザが下りるのは11月くらいではないかという話だった。
ビザの申請を済ませて一安心。半年後の11月くらいには、晴れてビザが下りてVintage Computer, LLCとして業務を開始できるはずだ。
しかし、その前にけじめを付けておかなければならないことがある。当時勤めていた会社への報告だ。駐在員として働いていただけに、突然辞めると言えば会社 に大きな迷惑をかけることになる。辞める以上迷惑をかけることに変わりはないが、米国在住のチャンスを与えてくれた会社でもあるので、できるだけ最小限に とどめたいと考えたのだ。


vintagecomp at 11:24 │Comments(0)TrackBack(0)
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武藤 秀毅
元T自動車会社勤務。ロスに駐在中に起業を決意し、1999年にVintage Conmputer, LLCを設立。
毎日コミュニケーションズ Mac Fan誌での記事執筆多数。
好きなもの;Mac
苦手なもの;Windows
尊敬する人;スティーブ・ジョブズ(Apple社CEO)
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