2009年08月29日

祝! Snow Leopard 発売!4

5f3a45e7.jpgこちら米国は今8月28日、Snow Leopard の発売日です。私の方は、ちょっと遅めにネットでオーダーしてしまったためか、到着は月曜日になってしまうようです。残念!
日本では時差の関係で、既にインストールが終わった方もたくさんいらっしゃいます。

その情報によりますと、3,300円のアップグレード版は、Leopardユーザー用となっているものの、実際にはシステムのチェックは全くなく、何も入っていない新品のドライブにも問題無くインストールできるそうです。新品ドライブにインストールする際は、システムチェックがあると、Leopardのインストールが無駄に必要になるだけに、これはユーザーとしては嬉しいところ。しかし、この製品ラインナップにも疑問の残るところです。

Leopardを持っていない人は、ボックスセット 18800円を買ってね、と言うことになっています。でも、iWorkは不要とか既に持っている人も多いはず。そんな人のために、アップグレード版でないフルインストール版のSnow Leopard 単体があって然るべきでしょう。いくら中身が実質フルインストール版とは言え、Leopardを持っていなければアップグレード版は買えないと思うのが普通のユーザー心理です。

おそらく皆様も同様の想像していると思いますが、私の想像は以下の通りです。

OSシェアを大きく伸ばすため、3300円($29)の価格を前面に出して販売するのが、今回のアップルの戦略だと思います。
しかし、フルインストール版をこれだけ値下げすると、市場を独占するために不当に安売りしている、つまりダンピングと見られることを警戒したのではないでしょうか。
いくら、アップルがマイナーな取り扱いをしたとしても、フルインストール版が存在すれば、その価格に注目が集まってしまいます。もしフルインストール版が9800円なら、Snow Leopardの価格は9800円(アップグレード版なら3300円)と認知されるでしょう。

Snow Leopardは、

シングルユーザー(アップデート)3300円
ファミリーパック(アップデート)5600円

の二つだけ。アップデート対象でない人は、他のソフトもセットになったボックスセットを買ってね、ということなら、Snow Leopardの価格は3300円!と認知されます。
そんなわけで、苦肉のラインナップとなったと推定しています。

これが正解だとすると、あまりにもメーカーの都合を優先した戦略だと思います。実質使えても、Leopardを持っていなければやはり正直にフルインストール版が欲しいというのが人情でしょう。しかし、その価格は5倍以上もするわけで、しかも実際は使えてしまう。やりきれない思いになる人も多いはずです。
しかし、ボックスセットは不当な抱き合わせ販売にはならないのだろうか。

それはさておき、
Vintage Computer では、嬉しさ倍増の
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25,000円以上のご注文に対し、3,300円の割り引きセールを行います。

Vintage Computerで、3,300円分お得なお買い物をして、Snow Leopard をゲットしてはいかがでしょうか。




vintagecomp at 06:49│Comments(6)TrackBack(1)Apple Topics 

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1. SnowLeopardのオプションインストール、QuickTime7とRosetta。  [ ミーハーのこだわり。 ]   2009年08月30日 14:24
ネット上でも盛り上がってますね〜。 Mac OS-X 10.6「Snow Leopard」。 私もAppleStoreに予約してあったので、28日に届きました。 [[attached(1)]] すでにいろいろな紹介やインプレッションがあちこちで書かれていますよね。 私が見た代表的なところでは、 新機能...

この記事へのコメント

1. Posted by もときち   2009年08月29日 11:42
最近のOSメディアにはiLife系のアプリがバンドルされていないと思います。(本体添付のリストアメディアを除く)

iLife09が10.5.6以降対応ということを考えると、iLife08では10.6を生かしきれないというのもあるのではないかなぁって思ったりします。

ユーザーが使う頻度も高いiPhotoなどを10.6に最適化するという狙いもあるんじゃないかなぁなんて個人的には思ったりもします。


ただ、価格差がありすぎるだけに、解釈に苦しみますよね。。。
2. Posted by Mac使い   2009年08月29日 16:36
私の場合は
http://www.apple.com/jp/macosx/uptodate/
↑が有った為、「シングルユーザー(アップデート)3300円」
は、フルインストール版だと思っていました。

実際インストールして「やっぱり」という感じです。
3. Posted by Muto@VC   2009年08月30日 03:59
もときち様

確かにそうなんですが、iLifeだって絶対に必要とは言い切れないし、iWork は不要という人は多いでしょう。やっぱり上のような事情かなと思ってしまいます。

Mac使い様
アップグレードと言いつつ、実態はフルインストール版の雰囲気濃厚でしたね。
4. Posted by enigma   2009年08月30日 12:49
フルインストールが出来るとはいえ、使用許諾上はLeopardがインストールされていることが前提となっています。
とはいえ、もしも再インストールが必要になったときに、まずLeopardをインストールしてからという人はいないでしょうけど。
私はファミリーパックを買ったのですが、持っているLeopardのライセンス数を超えてインストールするのはまずいのでしょうねえ。
Tigerで使っているMacがあるのですが、iLife'09は以前に購入したファミリーパックのライセンスがまだ余っているし、iWork'09はすでにインストールしてあったし、、、、。
この状況では、Mac Box Setを買う気にはなれません。
アップグレードライセンスではないSnow Leopard単独のパッケージを用意していないのはAppleの責任なのだから、Snow Leopardをインストールしても文句を言われる筋合いはないとも思えるのですが。
5. Posted by enigma   2009年08月30日 13:11
> iLife'09は以前に購入したファミリーパックのライセンスがまだ余っているし、

と思ったら、シングルライセンス版でした。
まあ私の勘違いはともかくとして、このようなケースは意外と多いと思います。
6. Posted by SuZ   2009年09月01日 15:24
一部にDVDのメディア不良のトラブルが起きているようですね。
メディアを認識しなかったり、途中でインストールが止まったり。
別件でアップルのサポートに問い合わせたのですが、上記の件のせいなのかなかなか繋がりませんでした。

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