2011年11月18日

海外在住の方必見、日本でiPadを3Gで使う

海外在住の方は、日本に一時帰国する際は通信手段の確保が大変です。
割と一般的なのが、空港などで借りられるレンタル携帯。通話はこれで万全ですが、費用もそれなりにかかるし、メール、SNS、WEBも出先でチェックしたいもの。私の備忘録も兼ねて、先月一時帰国の際、iPadを活用した事例をご紹介します。

出先で使う携帯機器と言えば、iPhoneかiPadです。ただし、iPhoneはUnlocked版を購入していない場合は、脱獄しない限り、他のキャリアはローミング以外使えません。先日も、知り合いの方が、ローミングでメールチェックしてたら、2千ドル以上かかってしまったと言ってました。帰国時は、設定でローミングをオフにしておくのが必須です。

iPadは日本版以外は、ほとんどがSIMロックフリーになっています。そこで、今回は出先の通信手段は、iPad 2 3Gに日本通信のSIMを入れて活用することにしました。
使用したのは、b-micro SIM U300です。30日、6ヶ月、1年間使い放題の製品が用意されています。30日 2980円ですので、短期の一時帰国や出張には最適ですね。


まずは、購入。これは簡単。購入から90日以内に使用開始する必要がありますので、その点は注意が必要です。
届け先は日本国内になりますので、実家や関係先に送ります。帰国後、まっすぐ実家に帰るような場合は、そのまま保管してもらえば良いでしょうが、私の場合実家に帰る前に東京に滞在したので、事前にアメリカにSIMを送ってもらいました。

SIM は買って入れるだけでは使えません。開通式とでも言うべき、本人確認が必要になります。自分の携帯電話があれば、24時間365日、いつでも開通手続きが できますが、普通海外在住者は持っていません。そんな人のため、固定電話からの本人確認手段も設けられています。海外からや、IP電話、公衆電話からでは 駄目です。ホテルのような取り次ぎの電話は、大丈夫です。また、受付時間は月〜金 9時〜5時までです。従って、金曜夜に到着するような場合、残念ながら月曜まで使えないことになります。
私の場合、木曜夜にホテルに到着。金曜日の朝にホテルから電話しました。
名前や製品の番号を言うと、一旦電話を切って、先方から電話をかけ直してくれます。これに、本人が出ると、本人確認終了です。通話用のSIMカードは本人確認が厳格ですが、データーSIMの場合、このようにかなり緩い本人確認です。

開通式が済むと、約1時間程度で使用可能になります。SIMの入れ替えとAPN設定が必要です。SIM抜きは、クリップでも使えますが、購入時に純正ツールが付属していますので、これを持っていきました。APN設定は、こちらの通り。APN設定は、U300 SIMのパッケージに記載されていますので、無くさないように。

こ れで、準備完了。すぐに、キャリア名にはNTTの文字が表示されました。しかし、いつまで経ってもアンテナバーが立ちません。あれ?何かおかしい?と思っ ていたら、突然Twitterの新着ツィートの通知。ネットに繋がってる! どうやら、SIMの仕様の問題で、アンテナバーは動作しないようです。しかし、それ以外は問題無く動作します。しかし、アンテナバーが動作しないのは精神 衛生上良くないですね。代わりのAppでもあると良いのですが。

さて、これでメール、SNS、WEBはバッチリです。残るは通話。私は、このために秘策を用意していました。そう、Skypeです。あらかじめ、Skypeの電話番号を取得しておきました。これで、一般の電話にもかけられますし、かけてもらうこともできます。
ま ずは、ホテルからWi-Fiを通じて通話。バッチリです。そして、外から電話。かかりましたが、音声がひずんでしまったり、途切れ途切れで全く理解できま せん。アンテナバーが確認できないので、電波が弱いのか?と思い、場所を変えて何度かトライしましたが駄目、残念ながら上手く行きませんでした。

結局、通話は失敗でしたが、iPad 2が大活躍。知らない場所に行く機会も多かったので、知人とのリアルタイムの連絡も、Twitterのメッセージ機能を使い、無事落ち合うことができました。

そんなわけで、日本へ一時帰国される方、iPadを3G+データー通信SIMがお勧めです。


vintagecomp at 09:26│Comments(0)TrackBack(0)

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