2012年01月20日

教育界向けApple Special Event

Apple Special Event と言えば、Apple 本社のクパチーノ、サンフランシスコやサンノゼで開催されるのが定番です。いずれも、Apple 本社近くの西海岸での開催でした。ところが、今回はニューヨークでの開催。ジョブズが亡くなって初めてのApple Special Event。何かが変わり始めているのでしょうか。

さて、今回の内容は、教育関係。教育市場と言えば、その昔Appleは米国で絶大な影響力を誇っていました。米国ではApple IIが教育分野に導入され、またたくまに普及しました。その後Macが登場し、HyperCardが教育分野で大好評だったこともあり、これも教育界の標準に。教育界のコンピューターと言えば、Apple/Macでした・・・ Windows 95 が出るまでは。
その後は、Windowsが教育界を席巻。Macはジリ貧となりますが、昨今はまた強力な製品ラインナップで盛り返してきています。しかし、爆発的な盛り返しとはいかず、まだまだWindowsが主流なのが現状です。

さて、こんな現状での教育界向けのSpecial Event。これは、爆発的な盛り返しが始まりそうな予感です。

iBooks 2で新しいデジタル教科書の提供を開始しています。

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教科書を提供するためには、先生が手軽に作れないといけません。その製作環境がiBooks Author。Mac上でiWorks の感覚で、マルチタッチ対応の高度な教科書が作成できます。

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さらに、これまでも主要な大学等の講座が無料で受講できるiTunes Uが提供されていましたが、iOSデバイスで受講できるApp 「iTunes U」の提供を開始しています。

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これらの多くが無料。教育、教科書ビジネスの大変革が起こりそうです。

今回、イベントの進行役を果たしたのは、フィル・シラーでした。CEOとしてジョブズの後を引き継いだのはティム・クックでしたが、彼のプレゼンはあまり上手くありません。今後、発表会では
フィル・シラーの出番が多くなるかもしれません。

vintagecomp at 09:25│Comments(0)TrackBack(0)Apple Topics 

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