2012年05月22日

ビデオカードアップグレードの盲点

Mac Proで最新OSで、その性能を存分に発揮させたかったら、ビデオカードのアップグレードは欠かせません。Adobe CSやFinal Cut Pro X、Motion 5、Compressor 4 など、フル機能を利用するには、Open CL対応が不可欠です。現行Mac Proですと、標準ビデオカードでも対応していますが、初代やEarly 2008モデルの場合、標準ビデオカードでは対応していません。

お勧めのビデオカードの一つがNVIDIA Geforce 8800 GT です。初代用とEarly 2008以降用が設定されています。

Geforce8800GT09

NVIDIA Geforce 8800GT 512MB PCI Express 2.0 for Mac Pro 2008〜 19,800円
NVIDIA Geforce 8800 GT 512MB PCI Express for 初代 Mac Pro 29,800円


Early 2008以降用が売り切れ中ですが、近日入荷予定です。

画像の通り、DVI端子が2つ付いていますが、注意が必要です。2つのコネクタ間隔が約41.5mmで、モニタによってはこれより幅広のDVIコネクタが使用されています。つまり、41.5mmより幅広のDVIコネクタの場合、1つなら問題ありませんが、2つ同時に装着できないことになります。
このカード、Apple 純正品として設定されていたカードです。従って、サードパーティーのモニタが幅広なら、やむを得ない感はあります。しかし、どうしたことか、一部のApple Cinema Displayは幅43mmで2台装着ができません。これは一体!?

もちろん、純正モニタが正常に使えないでは困りますので、Appleも解決策を用意しています。それがこちらです。

DVI_DVIadapter

Apple 純正ナロー DVI-DVI 延長アダプタ
 1,800円

このコネクタ幅は約40mm。このアダプタ1つで、幅広コネクタのApple Cinema Display 2台の装着が可能になります。

尚、「一部のApple Cinema Display」と書いたとおり全てのDVI端子のCinema Displayが幅広なわけではありません。実機で調べたところ、43mmの幅広コネクタの物と、40mmのナローアダプタと同じ幅の物があります。おそらくAppleでも、これはまずいということで、モニタ側のコネクタを変更したのではないかと思います。
本ビデオカード購入をご検討の方は、ぜひ使用モニタのコネクタ幅を実測してみてください。


vintagecomp at 07:23│Comments(0)TrackBack(0)テクニカル 

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