2012年07月10日

訳あり初代Mac Proを修復

先日訳あり初代 Mac Pro 2.66GHz Quad を$300 で購入しました。
訳あり内容は、「内蔵ドライブから起動しない。USB 外付けからなら起動可能。」というものでした。これなら何とかなりそうな感じですが、保証無し返品不可ですので、一種のギャンブルです。

もしかすると、ハードドライブが故障しているだけかもと期待しましたが、さすがにそんなに甘くはなかったです。正常な起動ドライブを、4つのドライブベイ何処に入れても認識しません。おそらく、SATAコントローラーがいかれているのでしょう。外付けドライブや光学ドライブのインストールディスクからは起動可能でした。商品説明に、偽りはなかったです。
しかし、やはり内蔵ドライブから起動させたいもの。

こうなったら、起動可能なSATAカードでも内蔵して、内蔵ドライブから起動させようかと思いましたが、閃きました。初代Mac ProとEarly 2008モデルには、4つのドライブベイ用以外に、第5第6のSATAポートが空いています。
コネクタはファンユニットの裏にあります。これを使用して、eSATA ポートとして利用する製品もあります。

esataextendercable

Sonnet 2ポート eSATA Extender ケーブル for Mac Pro 
2,800円

このポートがもし生きていれば、復活できるのではないか?
早速、ケーブルを取り回してみました。

MacProFix


電源ケーブルは、ドライブベイ用のコネクタから、延長ケーブルで接続しました。
すると、見事に起動! 第5第6のSATAポートは、別系統になっているようで、無事でした。
そのままでは、元のSATAコネクタが干渉してしまって、ドライブを定位置に収められませんが、このコネクタはネジ留めになっているので、外して下にずらすことで、きっちり収めることができました。

本来4台のハードドライブを内蔵できる仕様ですが、2台しか内蔵できなくなりましたが、ほぼ本来の機能を取り戻すことができました。とっても良い買い物でした。
修理の際の参考になればと思います。


vintagecomp at 07:10│Comments(3)TrackBack(0)

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この記事へのコメント

1. Posted by achan   2012年07月10日 08:26
おおっ !! 名ドクター・・・
2. Posted by えぇっ   2012年07月10日 12:48
コントローラは同一チップなので、ロジックボードとの接続のSAS8708(?)ケーブルの接触不良か、破損でしょう。前オーナーが多分、RAIDカードを使っていたんだと思います。

検証してみてください。
3. Posted by Muto@VC   2012年07月11日 05:05
えぇっ様
鋭い御指摘ありがとうございます。その通りでした。
この顛末は、本日のブログ記事にさせていただきます。

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