2013年07月24日

iMac Late 2012 分解用のツール

iMac Mid 2011までは、分解は難しそうに見えて、実は割と簡単でした。吸盤で表面のガラスを外すと、あとはネジでディスプレイを取り外すことができ、内部にアクセスできました。
ところが、Late 2012ではこの構造が大きく変わっています。ガラスとディスプレイは接着、一体となっており、分解できません。そして、一体のディスプレイは、本体に強力な両面テープで固定してあります。この両面テープを剥がさないことには、分解できません。

これまで、iFixItでは、ヒートガンで熱して、ギターピックを挟みこむことで分解に成功していました。さすが、分解のプロですが、適切なツールを使うことでもっと簡単に取り外すことができます。

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iMac Late 2012 ディスプレイ分解ツール 4,800円

薄いホイールを、ディスプレイと本体の間に挟みこんで、一周させます。これで、両面テープを剥がすと言うより、接着面をカットして取り外します。純正のツールですので、さすがに作業がしやすいです。
ホイールは、薄くて丈夫というのがミソですね。これは消耗品で、差し替えて使用します。概ね、ホイール1枚で、1台分の作業が可能です。
替えのホイールも5枚セットで980円で販売しています。

また、両面テープの用意も忘れずに。

ディスプレイ用両面テープ, iMac 21.5 Late 2012用  ¥1,980
ディスプレイ用両面テープ, iMac 27 Late 2012用  ¥1,980


分解できれば、21.5インチのメモリの交換、ストレージの交換、Fusion Drive 無しモデルでは、開いているFusion Drive 用のSSD端子に、SSDを増設することも可能になります。

尚、このツール、なかなか入手が難しく、今のところ限定数です。iMacの分解を計画されている方は、お早めに。


vintagecomp at 09:08│Comments(0)TrackBack(0)Products | テクニカル

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