2014年06月04日

iMac Late 2012~Late 2013の分解

Mid 2011までのアルミボディiMacは、ガラスが磁石で固定されているので、これを吸盤で外してしまえば分解は意外に簡単です。

Unknown









さて、Late 2012以降はどうでしょうか。Late 2012よりボディが極薄になり、ディスプレイはガラスと液晶が一体化されています。そして、ボディには両面テープで接着されています。この接着を剥がさないといけないわけです。発売直後は、分解サイトなどではヒートガンを使用しており、これはかなり大変そうな印象を与えてしまいました。

もちろん、サービスディーラーでは分解修理をするわけで、あまりにも大変な作業は困ってしまいます。実際には、もっと簡単な分解方法が用意されていました。

iMacOpen













こういうハンドル付きホイールを、ボディとディスプレイの間に差し込んで、両サイドと上部のテープを切り取ることで、開腹が可能です。この専用ツールを使うと、かなり作業が楽になります。
また、ギターピック型のツールで開腹する方法も紹介されていますが、あまり良い方法ではありません。どうしても力が入ってしまい、ツールが一気に中に入ってしまうと、場所によっては破損に繋がる場合があります。ハンドル付きホイールだと、作業しやすいのはもちろん、差し込みすぎが発生しないのが良いですね。
ハンドル付きホイールで大方剥がれた後に、薄いカードで力を加減して慎重に剥がすというのがベストだと思います。

この専用ツール、遂に取り扱い開始しました。

iMacOPtool












iMac 2012/2013 開腹ツール 2,800円


このツールは消耗品です。替えホイールもあるので、安心して作業できます。

iMac 21.5インチは、メモリの増設にも分解が必要です。腕に自信のある方も、これまで諦めていたかもしれませんが、これがあれば増設可能ですよ。8GB 2枚で16GBがお薦めです。

16GBキット(8GBx2)DDR3L 1600MHz PC3-12800 SODIMM 19,800円


純正パーツも、用意しております。リストにないパーツは、ご要望ください。

分解の後は、純正の専用両面テープもお忘れなく!

ディスプレイ用両面テープ 1台分, iMac 27インチ Late 2012/Late 2013用
 
800円
ディスプレイ用両面テープ 1台分, iMac 21.5インチ Late 2012/Late 2013用 800円


vintagecomp at 11:02│Comments(2)TrackBack(0)Products | テクニカル

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この記事へのコメント

1. Posted by イノウエ   2015年12月03日 00:35
初めまして、実はつい先ほどimac2013のSSDがクラッシュしまして、なんとかする方法はないかとこちらのブログを拝見いたしました。

以前そちらでmacbookproのケースを購入して自分で交換したこともあり、今回も自力で直そうかなと考えております。
そこで質問なのですが、こちらの分解ツールはもう扱ってませんか?

また、紹介されている27inch用のテープを購入しようとおもうのですが、ひとつおききしたいことがございます。
液晶を外した際、元から張っていた両面テープ?はちゃんと綺麗に剥がす必要ごありますでしょうか?

もしよろしければお答えいただけると幸いでございます。
2. Posted by Muto@VC   2015年12月04日 01:53
現在は、純正のツールを取り扱っております。

http://www.vintagecomp.com/shop/shopexd.asp?id=4038
http://www.vintagecomp.com/shop/shopexd.asp?id=1901

上記2点が、整備解説書でも指定してあるツールです。この記事のカードまたはリンクのBlack Stickは、固めの薄いカードで代用可能です。分解ツールは、見たところ同じように見えますが、純正の方が剛性が高く、作業性が良いです。
残ったテープは、当然綺麗に剥がす必要があります。この際も、分解ツールを使って剥がしていくと、案外簡単にはがれます。

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