2014年10月08日

Apple Payは誰のためのサービスなのか?

9/12のエントリー「スペシャルイベントの本当の主役は?」で、今回最も重要な発表は、Apple Payだったのではないかと私見を述べました。

applepay0









日本ではサービスが当面始まらないことや、おサイフケータイが普及していることなどから、あまり注目度は高くないようです。しかし、この仕組みが普及すれば、大きなインパクトがあると思います。

さて、今回はAppleが誰のために、何のためにApple Payを始めるのかと言うことについて、考えてみたいと思います。
決済を牛耳ることによって、多大なる手数料収入を得ることができますし、マーケットで優位な地位を得ることも容易になるでしょう。もちろん、これが第一目的と考えられますが、アップルにはもっと直接的な動機があったのではないかと思います。

忘れてはならないのは、Apple Payはクレジットカードを安全に使用するための仕組みだと言うことです。なぜこんな事が必要になるかというと、クレジットカードのセキュリティがザルだからです。実店舗でもオンラインストアでも、カード詐欺には大変悩まされています。そして、詐欺に遭った場合、状況にもよりますが大半は店舗側の損失になります。
カード決済のセキュリティを高める方法は色々あって、ストア側は、状況に応じて対策しています。しかし、セキュリティを高めれば高めるほど、正規のお客様までも弾いてしまう事態が発生しています。痛し痒しで、結局はあまり強力な対策を実行できないわけです。こんな大欠陥があるなら、別の方法にすればと思いますが、世界中にあまりにも普及してしまったため、そういうわけにもいきません。

そんな状況でのApple Pay。一番喜んでいるのは、販売店だと思います。米国での開始時に一気に22万店が参加というのも頷けます。

そんなカード詐欺被害に、一番頭を悩ませているのがApple Storeではないかと思います。Apple Storeは、上記の対策を最も取っていないストアの一つです。商品は高額なものが多いですし、換金性の高い人気商品が豊富、さらにカード詐欺対策があまりされていないとなれば、ターゲットとなるのも当然です。
先日、友人がApple Storeから買った覚えのないカード請求が来ていたと話をしていました。もちろん、実際には使っていないので、手続きの結果本人への請求は取り消されました。おそらく、Apple Storeの損失になったはずです。このような詐欺が蔓延していると思います。

そこで、カードのセキュリティが低いんなら、自分の手で何とかしてやろうというのが、Apple Pay開発の大きな動機になったんじゃないでしょうか。

さて、iPhone 6の即納品、本日現時点で1台のみとなりました。


iphone6SG

















iPhone 6 128GB Sprint シルバー SIMフリー 即納 122,800円

銀行振り込みで、お支払いいただければ即発送します。
Vintage Computerは、クレジットカード、銀行振り込み、代引きのお支払をお選びいただけますが、本品に関しては、銀行振り込みのみ対応です。実は昨年、iPhone 5s販売の際に、中国系クレジットカード詐欺のターゲットとなってしまい、大きな損害を出してしまいました。そのため、今回は銀行振り込みとさせていただいています。
Apple Payが利用できる環境が整ったら、ぜひ採用したいと思います。


vintagecomp at 07:04│Comments(0)TrackBack(0)Apple Topics 

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