2016年11月02日

MacBook Proの32GBメモリはいつ?

New MacBook ProのSSDがソケット式だったのは、予想外の朗報でした。反面、予想外の悲報もありました。メモリ32GBのオプションがなかったことです。



2015モデルまでのアーキテクチャでは、ノートブックの構成で32GB化することは不可能でした。しかし、2016モデルはSkylakeアーキテクチャーを採用しており、32GB化が可能になっています。したがって、当然32GBのオプションが用意されていると思っていました。しかし、実際には用意されていませんでした。一体、なぜ??

その理由が判明したとの記事があがっていました。

新型「MacBook Pro」が32GBのメモリを搭載できない理由が判明 問題はバッテリーライフにあり

な〜るほど、と思った方もいらっしゃると思いますが、私は納得できません。しかし、理解しました。

メモリを32GBにしたところで、バッテリ駆動時間が半分になるということはありません。おそらく、10時間が9時間になる程度でしょう。ん?そう思って、謎が解けました。
開発目標として、バッテリ駆動時間2桁は必達目標だったのでしょう。確かに、10時間と9時間ではだいぶ印象が違います。
スペック表に、8/16GBは10時間、32GBは9時間、というように記載する方法もあるのでしょうが、やはり注釈なしにスッキリと10時間と書きたかったということでしょう。

私は、メインマシンはMacBook Pro Early 2011 Core i7 2.2GHz Early 2011を使用しています。メモリ16GB、SSD搭載で、性能的にはあまり不満を感じていません。最大の不満は、アプリやウィンドーを多数開いていると、メモリ不足でレインボーマークが出現し、動作が遅く不安定になることです。その最大の不満点解消に期待していただけに、32GBオプションが設定されていなかったのは残念です。待ちに待ったニューモデルですが、次期モデルまで待とうかと思ったくらいです。32GB版はバッテリ駆動時間が短いとの注釈をつけても出してほしかった。

では、今後もMacBook Proに32GBのオプションは設定されないのでしょうか。あくまで予想ですが、近い将来発表されるマイナーチェンジモデルには設定されると見ています。Intelの最新のアーキテクチャはKaby Lake。すでにエントリーモデル用はリリースされていますが、プロモデル用は来年初旬ということで、今回のMacBook Proに搭載することは見送られました。Kaby Lakeですが、Skylakeと比べて大きな性能アップはありません。最大の特徴は省電力。つまり、32GB化してもバッテリ駆動10時間を確保できる可能性があります。ただし、同じスペックなら達成可能でしょうが、モデルチェンジすればクロックアップもあるはず。その上で達成できるかは微妙です。
その次のCanonlakeであれば、まちがいなく達成可能となるでしょう。プロモデル用Canonlakeのリリース時期は2018年初旬です。

というわけで、予想が当たるかどうか確証はありませんが、32GBが是非欲しいという方は、2017か2018モデルを待つというのもありかもしれません。私は、すでにオーダーしたので、32GBが出た時にまた考えたいと思います。


vintagecomp at 03:25│Comments(8)TrackBack(0)Mac 

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by Mavv   2016年11月02日 07:39
MacBook Pro以外の機種がいつ更新されるのかも,気になるところです。
2. Posted by Muto@VC   2016年11月03日 01:08
Mac miniとMac Pro、そろそろアップデートされてもいい頃ですね。今回見送られたので、来年ですかね?
3. Posted by Mavv   2016年11月03日 01:44
 PowerPCやIntel移行直後の時代は,機種を問わずどんなに間隔が空いても1年に1回はアップデートされていた印象ですが,ここ数年はとても残念な状況です。このままMacは廃れていってしまうのですかね・・・。
4. Posted by Muto@VC   2016年11月03日 02:10
iPhoneが稼ぎ頭になって、Macが軽視されている印象は否めないですね。ただ、わずかなクロックアップなどあまり変わり映えしないアップデートはしないということかなと思います。
5. Posted by じじい   2016年11月03日 06:23
単純な普段遣い能力だけ考えるとIvy Bridge搭載機でも十分なレベルで、差をつけるのが結構難しいことの証明かとは思ってます。ノート機でも16GB・・・昔と違ってCPU製造プロセスを微細化したら高性能化、とは行かなくなってますからねえ。スマホも後追いで同じどん詰まりになるかも。
6. Posted by Muto@VC   2016年11月04日 01:36
昔は、デスク上ではデスクトップ、外でノートブックという使い分けでしたが、ノートブックの性能向上によりデスクトップ的な使い方をしている人も多いと思います。それに伴って、より高性能化を求める需要も大きいと思います。
7. Posted by Mavv   2016年11月04日 07:56
 確かに,最近のノートブックの性能向上は著しいですよね。デスクトップと比較した場合の一番の弱点は,グラフィックでしょうか。
8. Posted by Muto@VC   2016年11月08日 05:53
何を重視するかによりますが、私は最大メモリの少なさが一番の弱点だと思います。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
プロフィール

Harry

Archives