2017年03月31日

iOS 10.3でファイルシステムがAPFSに

先日より、iOS 10.3がリリースされています。マイナーアップデートですし、いつもならOTAでサクッとアップデートするところ。しかし、今回は色んなところでバックアップを確実に取るようにとの呼びかけがされています。その理由は、ファイルシステムがHFS+からApple File System(APFS)に置き換えられるためです。
こんな大変更を、マイナーアップデートでOTAも可能にしてしまうとはアップルも大胆です。実際、通常のアップデートよりもかなり時間がかかるようです。HFS+はMac OS 8.1から採用されていますので、当時はフラッシュメモリーなんてなかった時代。APFSでフラッシュメモリーに最適化され、アクセス速度の向上やストレージ空き容量の増加の恩恵があるそうです。
さて、本当に空き容量は増加するのか? iPhone 7 Plus 256GBで試してみました。

アップデート直前。113.32GB空き。

55

10.3アップデート後。

29

114.86GB空き。約1.5GB空き容量が増えました。元が256GBなので、大して変わってないようにも思えますが、ストレージ容量が小さいモデルなら、この恩恵は大ですね。

あちこちで心配されていたデーター消失などのトラブルですが、今のところそのような報告は見当たらず杞憂に終わったようです。最近アップデート時のトラブルが多いなどと言われますが、今回はアップルもうまくやったようです。
とは言え、やはりiTunesでバックアップしてからアップデートされることをお勧めします。


vintagecomp at 05:22│Comments(0)TrackBack(0)iPhone 

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