2017年10月03日

Mac Pro Early 2009改でmacOS High Sierraは?

macOS High Sierraの対応機種は、macOS Sierra と同じ。ならば、現在Sierraが元気に動作していれば、High Sierra にアップグレード可能ということになります。しかし、心配になるのが、正式には対応していないマシン、あるいは改造マシンです。
Mac Pro Early 2009はSierra非対応ですが、FirmwareをMac Pro Mid 2010相当にアップデートすることで、macOS Sierraにアップデートすることが可能です。また、CPUをアップグレードしていても、問題ありません。ならば、macOS High Sierra も大丈夫そうですね。そう思って、インストールを始めると、インストールの前にFirmwareのアップデートを行うとの表示が出ます。ここで、大丈夫?と思われる方もいらっしゃるようで、Vintage Computerにも問い合わせが来ています。

結論から言うと、大丈夫です。Fimwareは変な改変がしてあるわけではなく完全に2010用になっているので、High Sierra用のアップデートも問題ありません。

HighSierra2











ご覧の通り(クリックで拡大)、W3680 3.33GHzにCPUアップグレードしたMac Pro Early 2009にmacOS High Sierra をインストールし問題なく動作しております。Mac Pro 用CPUアップグレードカードは、High Sierraでも問題なくご利用いただけます。

ただし、私のMacBook Proでも起動不能になったり、お客様からも起動不能のご連絡を頂いたりと、バグは多いようです。アップグレードする場合は、必ずTime Machineのバックアップを取っていつでも元に戻れる体制でやりましょう。

それから、Handoffも使えるWi-Fi Bluetooth カードについてです。
Mac Pro Early 2009-Mid 2012用 Wi-Fi 802.11ac Bluetooth 4.0 アップグレードカード を装着しておられるお客様からのご報告です。High SierraでHandoffが機能しなくなったものの、Continuity Activation Tool を再適用することで再度動作したそうです。Continuity Activation Toolは今のところSierra用までしかありませんが、幸い動作したそうです。

また、MacBook Pro 13/15/17 2011 Bluetooth 4.0 キットをご利用中のお客様からは、macOS High Sierra をインストール後、Continuity Activation Tool を適用したもののHandoffは復活しなかったそうです。こちらは、High Sierra用が必要かもしれませんが、1年以上アップデートがないのが気がかりですね。



vintagecomp at 06:09│Comments(10)Mac | テクニカル

この記事へのコメント

1. Posted by カズ   2018年06月06日 20:49
Mac Pro early2009改でmacOS Sierraをインストールしていましたが、今回遅ればせながらhigh sierraをインストールしようと思いますが、当方の環境はHDDx4とPCIバスにカードを差してSSDx2です。high sierraでは新しいファイルシステムが適用されるようですが、PCIバスのSSDは新しいファイルシステムでSATAバスのHDDは旧ファイルシステムになってお互いに読めないという状態にはならないでしょうか?
2. Posted by Muto@VC   2018年06月07日 01:44
High Sierra側からはAPFS(新)、HFS+(旧)共に読み書き可能です。Sierra以前の環境では、APFS(新)は全く認識されません。
3. Posted by 坂下   2018年09月14日 21:06
機種名: Mac Pro
機種ID: MacPro5,1
プロセッサ名: Quad-Core Intel Xeon
プロセッサ速度: 2.93 GHz
プロセッサの個数: 2
コアの総数: 8
二次キャッシュ(コア単位): 256 KB
三次キャッシュ(プロセッサ単位): 8 MB
メモリ: 16 GB
まれに、画面のちらつきが発生していますが、順調に作動しています。
4. Posted by Muto@VC   2018年09月15日 04:55
坂下様
情報ありがとうございます。
5. Posted by おもち   2018年09月17日 11:03
機種名: Mac Pro
機種ID: MacPro5,1
プロセッサ名: 6-Core Intel Xeon
プロセッサ速度: 2.93 GHz
プロセッサの個数: 2
コアの総数: 12
二次キャッシュ(コア単位): 256 KB
三次キャッシュ(プロセッサ単位): 12 MB
メモリ: 64 GB
GPU: GT120 GTX650
SSD: 128GB
OS: High Sierra 10.13.6
上記のセッテイングにて動かしているのですがChromeなどで日本語入力するともたつくことがあります。
複数のブラウザを開いた状態で入力するとブラウザが入力中フリーズしてしまうなどの症状もあり少し不安です。
6. Posted by Muto@VC   2018年09月18日 01:24
Chromeなど特定の環境でのみ発生するようでしたら、ソフト的な問題と思われます。
macOS標準の日本語入力でライブ変換を有効にしていたら、もたつくのはある程度仕方ありません。ライブ変換をオフにすれば、反応は良くなるはずです。
7. Posted by 坂下   2018年09月23日 21:32
画面のちらつきの改善策があれば教えてください。
ATI Radeon HD 5870:

チップセットのモデル: ATI Radeon HD 5870
種類: GPU
バス: PCIe
スロット: Slot-1
PCIeレーン幅: x16
VRAM(ダイナミック、最大): 1024 MB
製造元: AMD(0x1002)
装置ID: 0x6898
リビジョンID: 0x0000
ROMリビジョン: 113-C0780C-194
VBIOSバージョン: 113-C07801-102
EFIドライバのバージョン: 01.00.436

8. Posted by Muto@VC   2018年09月25日 01:56
チラツキの原因が何にあるかですね。
特定のアプリ、状況で発生するのか、ランダムなのか。
また、ビデオカード、ビデオケーブル、モニタを変えたり、解像度、リフレッシュレートを変えると変化があるか。
その辺から原因を探るのが正攻法だと思います。
9. Posted by 坂下   2018年12月09日 22:18
画面のちらつきはモニターを延長していたコードが原因でした。

今回下記の書換モデルでメタル対応できました。
MacPro(Eariy2009)でMojave対応しました。

チップセットのモデル: AMD Radeon HD 7870
種類: GPU
バス: PCIe
スロット: Slot-1
PCIeレーン幅: x16
VRAM(ダイナミック、最大): 2048 MB
製造元: AMD(0x1002)
装置ID: 0x6818
リビジョンID: 0x0000
ROMリビジョン: 113-E2080C-101
VBIOSバージョン: 113-217XTHYE-S01
EFIドライバのバージョン: 01.00.624
Metal: 対応
10. Posted by Muto@VC   2018年12月11日 06:36
ちらつき解消してよかったですね。ちらつきのご相談は時折ありますが、カード不良が疑われることが多いのですが、他に原因があることも多いですね。

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