2019年01月30日

超大容量メモリの効果

昨日の1月いっぱいのスペシャル特価のビデオカード、もう一点追加しました。

Radeon HD 5870 1GB, Mac Pro 2006-2012 29,800円 24,800円

あと2日ですので、お見逃しなく!

さて、今回は超大容量メモリについてです。まずメモリ増設の効果についてですが、一般にメモリ増設をすれば速くなると言われますが、必ずしも正しくはありません。
メモリ不足を防ぎ、本来の性能を発揮させるためというのが正しい表現だと思います。
メモリ容量が少なくても、その容量で十分足りている処理をしている場合は、マシン本来の性能を発揮しています。ところが、メモリ容量を使い切ってしまうと、ストレージにスワップ領域を確保します。いわゆる仮想メモリで、ストレージにメモリの役目を肩代わりさせるわけです。このおかげで、メモリが足りなくなってもクラッシュせずに処理は続くわけですが、処理速度はガタ落ちになります。OSの進化で、この速度低下は少なくなったとも言われますが、ガタ落ちには変わりありません。処理の最中にレインボーマークが出てしますのは、大体この状態です。
 そこでメモリを増設すると、メモリ不足が解消されてレインボーマークも出なくなり、快速で動作します。レインボーマークでまくりの時と比べると断然速くなったわけですが、速くなったというよりは本来の速度で処理ができるようになったというのがより適切だと思います。

さて、4GBや8GBだと割と簡単にメモリ不足が発生するので、どんな方でも増設がお勧めですが、すでにある程度大容量メモリを搭載している場合はどうでしょう。これは使い方次第で、それでもメモリ不足が発生するようなヘビーな使い方をしているなら増設が望ましいでしすし、メモリ不足が発生していない状態なら増設してもあまり意味はありません。

さて、プロユーザーからのお客様からのご相談です。マシンはMac Pro Late 2013 6 Core で、すでに64GBメモリを搭載し、SSDも1TBにアップされています。これにより、オリジナル状態よりもかなり速くなったとのことです。 オリジナルの容量では、多ページの画像ファイルを開こうとすると、レインボーマークがグルグル回るばかりでなかなか開かなかったのが、64GBへの増設で素早く開くようになったとのこと。ところが今回のお仕事では、50ページ以上の画集で64GBメモリでも、「えいっしょっ!」という感じでもたついてしまうとのことです。
そこで、128GBへの増設を検討されるわけですが、価格も高くどの程度効果があるか心配されていました。また、このマシンの場合、128GB化するとメモリクロックが1866MHzから1066MHzに落ちるためその点も気にされていました。

メモリのクロックが落ちる点は、アクセススピードが落ちるため、全体に処理速度は落ちます。ただし、その影響は若干といったところです。メモリ増設の効果は、先に説明した通り64GBで足りているのなら効果はありませんし、不足しているのであれば圧倒的に速くなります(というより圧倒的に遅くなるのが防げます)。
お客様にはご購入いただき、動作報告をいただきました。

先程128gbのメモリが届きまして、無事認識いたしました。開く速度も圧倒的に速くなりました。
本当にいつもVintage Computer様のおかげのおかげです! ありがとうございました。

ご満足いただけて、嬉しい限りです。ヘビーなプロのお仕事には超大容量メモリは強い味方になります。

128GBキット 32GBx4 DDR3 1333MHz Mac Pro Late 2013 179,800円
128GBキット 16GBx8 DDR3 1333MHz Mac Pro 2009-2012 118,000円
64GBキット(32GBx2)DDR4 2666MHz Mac mini 2018  109,800円

vintagecomp at 13:29│Comments(0)Mac | Mac改造

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