2020年08月06日

iMac 5K 2020 は買いか?

iMac 5K 2020が昨日発表されましたが、果たしてこれは買いでしょうか。今の時期の買い替えは、なかなか難しいものがあると思います。言うまでもなく、Apple SiliconのMacが年内にも控えているからです。

Apple Siliconの実力がどれほどであるかについては、iPad Proなどの高性能ぶりから、それほど心配の必要はないように思います。すでに、iPad ProはMacのエントリーモデルの性能を多くの点で凌駕していますので、性能上の問題はほとんどないと思います。問題は、ソフトの互換性の方ですね。例えば、Boot Campには非対応とすでに発表されていますので、Windowsが不可欠な方はIntel Macを使い続けるか、あるいは仮想環境で代替するかの決断が必要になります。

それから、性能上やや懸念されるのが、高性能モデルです。 GPUやマルチコアの性能が、Intel Mac比同等以上にできるのかは、現時点では未知数です。少なくとも開発期間は、エントリーモデルよりもかかると思います。となると、性能上の観点からApple Silicon Macのリリースの順番を予想してみます。

MacBook Air
Mac mini
MacBook Pro 13"
iMac 21.5"
MacBook Pro 16"
iMac 5K
iMac Pro
Mac Pro

もちろん、性能以外にもマーケティング上の戦略も関わってきますので、上記通りとはならないと思いますが、当たらずといえども遠からずになるのではないかと思います。ラインナップ自体変更の可能性も十分ありますね。

今回Intel版のiMac 5Kが登場したのは、Apple Silicone 版の登場がまだしばらく先という事情があると思います。21.5”が据え置きとなったのは、Apple Silicone 版の登場が遠くないということだと思います。

そして、エントリーモデルについては、Apple Silicone 版になって、Intel版の性能をぶっちぎる可能性が十分あると思います。しかし、ハイエンド側については、なかなか難しいのではないかと。

となると、今回のiMac 5K 2020、そろそろ買い替え時期の方にとっては十分買いと言えるのではないかと思います。ただし、一度購入したら6年以上とか長く使おうと考えている方は、慎重になった方が良いかもしれません。


vintagecomp at 06:51│Comments(2)Mac 

この記事へのコメント

1. Posted by GTD1100   2020年08月06日 17:38
性能だけを考えるならarm版のmacを待っても良いと思います。CPUベンダーに足を引っ張られ続けてきたAppleが、ようやく(ほぼ)Appleの思い通りのCPU性能を手に入れることになるわけです。
ですが、ソフトウエアの互換性を考えるなら、まだ暫くはintel版で様子を見た方が良いかと思います。ソースコードをarm用にコンパイルし直せばokではないでしょうし、主要なソフトウエアベンダーならともかく、intelCPUだから付き合っている(対応できている)ベンダーもあるかもしれません。
個人的な話をすれば、使用するソフトのために、なかなかPowerPCからintelに変更できなかった経緯があります。
まあ大多数のライトなユーザーなら、普段使いのソフトはすぐ対応するはずなので、新しもの好きな方はすぐにarmMACに飛びついても良いのでしょうね。
でも一つ(または少数)のソフトをディープに使用する業務ユーザーは、導入から検証、実使用に至るまでは今まで以上に時間が掛かるかもしれません。

長々と失礼しました。
2. Posted by Muto@VC   2020年08月07日 00:39
ご指摘の通りで、ソフトの移行は重要なポイントですね。プロソフトでも主要なものはすぐに対応するでしょうが、金銭的にもなかなか大変です。最近は、サブスクリプションが多くなってきているので、PowerPCからIntelよりも移行しやすい方が多いと思います。
Rosetta 2でIntel用ソフトもかなり動きそうですが、どれほどのパフォーマンスかと互換性の問題は要注目ですね。パフォーマンスが落ちることは間違いないので、当面Intel Macというのも十分ありだと思います。

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