2025年06月21日

Rosetta 2 はどうなる?

次期macOS Tahoe 26 は最後のIntel Mac 対応OS であることが発表されています。以下のIntel Mac が最後の対応機種となります。

MacBook Pro 16 inch 2019
MacBook Pro 13 inch 2020
iMac 2020
Mac Pro 2019

macOS 27からはIntel Mac 非対応となります。既にApple シリコンに移行した方はあまり関係ないと思われるかもしれませんが、気になることがあります。

Rosetta 2 ってどうなる?

Rosetta 2 はApple シリコン Mac でIntel Mac用のアプリを動かすためのインタープリッターです。Rosetta 2 はなかなか優秀で、Intel Mac用アプリと意識することなく快適に動きます。Intel Mac 上よりも高速に動いているのでは?と思うくらい。私が今使っているMS Office 2019もFileMaker Pro 18 も、Rosetta 2 のおかげで軽快に動作しています。macOS 27からはIntel Mac 非対応ということは、もしかしてIntel Mac用のアプリも非対応?
と気になってしまいましたが、Apple Insider に関連記事がありました。Rosetta 2 がフルサポートされるのは、macOS 27 まで。macOS 28 でもRosetta 2 は動作するものの、古いゲームなどアプリがアプデートされないものに限るということでした。メジャーアプリで、Apple シリコン用のバージョンが出ているものについては、サポートしないということなんでしょうかね。

ひとまず、あと2年少々は大丈夫ということのようです。macOS 28 となったら、準備が必要なようです。

vintagecomp at 09:41|PermalinkComments(0)Mac 

2025年06月20日

Apple Intelligence の今後は?

WWDC ではApple のAI開発の遅れが露見し、株価も下がり厳しい目が注がれています。Apple Intelligence という期待を抱かせる名称を冠しながら、ライバルたちと比べ遅れているのは明らかで、失望しているアップルファンも多いのではないかと思います。

そんな中、林 信行氏の反論的な記事が掲載されています。二つの視点を指摘しています。
一つは、元々Apple は後出しジャンケンが得意であること。iPod, iPhone, iPad いずれに市場の先駆者ではなく、そこに完成度の高い製品を投入して市場を席巻してきたという実績があります。それを考えれば、開発が遅れているということを現時点で批判するのは的外れという指摘です。

二つ目は、競合他社とはアプローチが異なるという点です。OpenAIやMicrosoft、GoogleのようなAIは、ユーザーがプロンプトを書き、その答えをAIが提供してくれます。これは画期的な成果ではあるものの、誰もが使いこなせるものではない。アップルのアプローチは、初代Macで謳われた「Computer for the rest of us(すべての人のためのコンピュータ)」の理念がAIにも発揮されているという指摘です。当時のコンピューターは、コマンドで操るものでプログラマーやギークのためのもの。初代Macでは今に通じるGUIで、誰もが簡単に使えるようにしたというもの。確かにApple Intelligence は、AIを利用しようと意識ぜずに使えるものです。

これらの指摘にはある程度理解できる面はありますが、やはり現時点では遅れていると言わざるを得ないし、将来的にも不安になる状況だと思います。
iPod, iPhone, iPad いずれも後発ながら、登場した際には画期的と思わせるものでした。実際には、初代の製品には欠点も多く、これじゃダメという批判も大きかったものです。しかし、間違いなく既存製品とは一線を画する画期的と感じさせるものがあり、アーリーアダプターは熱狂し、そうでない層にもアップデートで欠点が克服されることで熱望されるようになりました。
今のApple Intelligence には、そういった熱狂が全く感じられないですね。むしろOpenn AI 等他社の機能に熱狂を感じます。
誰もが使えるAIという点でも、確かに便利になった面はありますが、OSアップデートの新機能というくらいの感触しかありません。画期的とは感じられない。正直、現状はイマイチ、今後も期待できるのか疑問です。

とは言え、今後も精力的に開発を続けるのでしょうから、アップルの底力を見せて欲しいですね。

vintagecomp at 09:59|PermalinkComments(0)Apple Topics 

2025年06月19日

日本のCarPlay搭載率

CarPlay Ultra に関する記事を読んでいたところ、とても驚いたことがありました。
「米国市場では新車の98%がCarPlayを搭載しており、グローバルでも80%以上が標準で搭載している。(中略)一方で、日本の新車搭載率は推定20%未満にとどまる。」

米国在住の私としては、米国市場の数字は実感どおり。TeslaとSubaru を保有していますが、独自路線のTeslaはCarPlayを搭載していませんが、Subaruは搭載しています。Teslaのような例外を除き、日本社を含めほぼすべての車種で標準搭載しています。日本でもグローバル並みの普及率と思っていたので、驚きました。米国では車両価格を抑える効果を、メーカーもユーザーも歓迎しているように思います。

確かに日本のナビは高機能で、一時帰国の際にレンタカーを利用すると、その高機能ぶりには驚かされます。私がCarPlayを利用するのは、Subaruのカーナビがとてもしょぼいので、Google Map のナビを利用する方が便利だからです。高機能なカーナビが装着可能な日本なら、不要というわけですね。

高機能なカーナビは、以下の欠点も。
・高機能カーナビは、高価。
・地図のアップデートが頻繁ではない。また、アップデート方法が面倒な場合が多い。
・バージョンアップが有料なことも。

価格面や最新地図という面で、CarPlayに軍配が上がることも多いと思います。カーメーカーが高い高機能カーナビを買ってもらうため、採用を渋っているのでは。
これはまた、ガラパゴス化しているように思えます。

vintagecomp at 09:54|PermalinkComments(0)Apple Topics 

2025年06月18日

macOS 27でAirMac Time Capsule のバックアップは非サポートに

MacRumors が伝えています。
AirMac Time Capsule やAirMacに接続されたUSB ドライブへのTime Machineのバックアップができなくなるとのこと。AirMac シリーズは、2018年4月にディスコンになりましたから年式的には致し方ないとも言えますが、純正品だけにちょっと残念です。
現在macOS Tahoe 26のベーター版では、「推奨しない」と表示され(おそらく使える)、「メジャーアップデートの際にはサポートされなくなる」と表示されます。
理由としては、macOS 27では共有プロトコルがSMBv2 以降サポートとなるためと考えられます。AirMac シリーズはSMBv1 です。
記事では、Time Machineのバックアップに使えなくなるとありますが、共有プロトコルが非サポートということはNASとしての利用もできなくなるのでは?

私も長年AirMac Extremeを使っており、3台でエリアを拡張していました。なんと言っても、AirMac ユーテリティによる設定の簡単さが快適でした。USBドライブを接続して、Time Machineのバックアップに利用したこともありました。とは言えメッシュWi-Fi が普及してきて、速度もエリアも大きく向上したので、乗り換えました。確かに、いまだに使っている方には良い機会かもしれないですね。

急に使えなくなると大変ですので、今から準備しておくのが良いかもしれません。

vintagecomp at 09:14|PermalinkComments(0)Mac 

2025年06月17日

Mac mini M2 の修理サービスプログラム

Appleが「Mac miniの電源が入らない問題に対する修理サービスプログラム」の提供を開始しています。
Mac mini (M2, 2023) で電源が入らなくなる可能性があるということで、こちらでシリアル番号を入力して対象モデルかどうか、確認することができます。
あくまで不具合がある場合が対象で、対象モデルであっても不具合がなければ対象外となります。まだ新しいですし致命的な不具合ですので、既に問題が発生ていた場合、既に大半は修理を実施済みだと思います。
対象機種で不具合が発生していない場合は、今後に備えておくのが良いでしょう。購入日から3年以内が適用期間とのことなので、不具合の兆候が現れたら速やかにプログラムの適用を受けるのが良いでしょう。

原因については公表されていません。ロジックボード、電源スイッチ、電源ユニットの不具合が考えられますが、最も可能性が高いのが電源の故障だと思います。他の年式のモデルでもMad mini は比較的電源故障が多いと思われます。

Mac mini 2010-2014 電源 4,980円
Mac mini 2018 電源新品  14,800円
Mac mini 2018 電源中古品  8,800円

Intel Mac はそろそろ電源故障が増えてきますので、ぜひこちらで復活を!

vintagecomp at 06:27|PermalinkComments(0)Mac 

2025年06月14日

LA ダウンタウンは夜間外出禁止、あそこは?

先日も取り上げた不法移民摘発の抗議でもに関連して、ロサンゼルスのダウンタウンでは夜間外出禁止令が発令されています。夜の8時から翌朝6時まで、地図の赤いエリアが外出禁止となっています。

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この地図でお分かりの通り、ドジャースタジアムが対象エリアのギリギリ外になっています。これが発令された日はドジャースはサンディエゴでのゲームでしたが、本日6/13からはドジャースタジアムでのゲーム。無事開催できるのか? と思いましたが、通常通り開催されています。テレビで観戦しましたが、お客さんの入りもほぼ通常通り満員に近いようです。
私がドジャースタジアムに行く際はハイウェイ110を通ります。上の地図上で赤い線上になりますが、通行止めにはなっていません。
そんな状況での試合は山本の登板で注目されましたが、満塁ホームランを打たれるなど乱調。大谷もノーヒットと、ドジャースは良いところなく敗れてしまいました。


vintagecomp at 13:39|PermalinkComments(0)USA 

2025年06月13日

偽物に注意!

少々古いMacの故障、Appleの修理は受け付けてくれない場合もあるし、受け付けてくれても結構お高い。そんな時は、パーツを調達して自己修理できれば最高です。Vintage Computer でも純正パーツを多数扱っています。Vintage Computer 以外でも、有名ネットショップやオークションサイトで購入できる場合があります。それも、新品を超安価で。それにはお気をつけください。そういう製品のほとんどは、某国製コピー偽商品です。互換品と説明してあるのはまだ良心的ですが、多くは純正パーツとして販売されています。Vintage Computer でもそういった偽物を扱わないよう注意していますが、今回つかまされてしまいました。

SP1
















MacBook Pro のスピーカーです。右が純正品、左がコピー品です。

SP2










外観ではほとんど区別がつきませんが、コネクタの配線が違います。純正は6 pin 全て埋まっていますが、コピー品は真ん中の2 pin が空きです。
互換品でも、ちゃんと動作すれば良いという向きもあるかと思いますが、これについてはコピー品は音は出るもののひどい音質。
他にもiMac 2012~2020用のディスプレイテープ、これも出回っているものの多くは偽物です。純正品は、年式ごとに違うテープが用意されていますが、コピー品は多くの場合共通。一応接着できますが、一度つけたら取り外し困難となってしまいます。純正品は専用ツールさえあれば簡単に剥がれます。

回避策としては、安すぎる商品には注意する。信用のある専門店で購入するくらいでしょうか。
お気をつけください。

vintagecomp at 09:38|PermalinkComments(0)Mac 

2025年06月12日

次期iPhoneの名称は?

WWDCでOSの名称に年度の二桁がつくことが、正式に発表されました。
iOS 18 の次は iOS 26
macOS 15 の次は macOS 26

となるわけです。そこで気になるのが、ハードウェアの名称。
iPhone 16 の次は iPhone 17 となるのか、それともiPhone 26 となるのか。
Apple Watch Series 10 の次は Apple Watch Series 11 となるのか、それとも Apple Watch 26 となるのか。

最新のMac mini は Mac mini (M4, 2024)
最新のMacBook Air は MacBook Air (13-inch, M4, 2025)
といったように、モニタ付きならスクリーンサイズ、Soc 名、年度 となっています。
次はMacBook Air (13-inch, M5, 2026) となるのか、それともMacBook Air (13-inch, M5, 26) となるのか。また年度の付け方は現状Macは発売時の年度になっていますが、もしかして翌年度になるのか?

こうしてみると、現状通りでは色々と不整合が出てきそうなのでOSと足並みを揃えるのか、それともこれまでの名称を踏襲するのか。微妙ですね。
おかしな名前の付け方で思い出すのが、3代目のiPad。初代はiPad、2代目がiPad 2、3代目は当然iPad 3かと思いきやNew iPad(新しいiPad)。4代目が出たらこの名前どうするの?と思ったら、New iPadはまるでなかったかのような扱いで、iPad 3rd Gen となっています。
今後のデバイスの名称も、混乱しそうな気もします。

vintagecomp at 09:43|PermalinkComments(0)Apple Rumors 

2025年06月11日

ロサンゼルスダウンタウンで抗議デモ

日本でも報道されているように、ロサンゼルスでは不法移民摘発を強化するトランプ大統領の抗議デモと警察や州兵が衝突する事態となっています。今後大きな暴動に発達するという見方もあります。Vintage Computer は大丈夫か?というご心配もあるかと思いますが、その点は全く問題ありません。
今回の抗議デモはロサンゼルスダウンタウンで行われており、Vintage Computer はそれよりもずっと南のエリアに所在していますので平穏です。そもそもロサンゼルスダウンタウンは、元々治安が良くないエリアのため、特に用事がない限り普段近づくことはありません。もっとも市の中心部になるため、役所への用事やイベントなどがあれば出向くことはありますが、それ以外では近づきません。ツアー旅行などでは、ダウンタウンに宿泊することが多いので注意が必要です。

ちなみに6月8日、日曜日はトーレンス市で日系のお祭りがあり、私も参加してきました。夜も全く問題はなく、お祭りを楽しみました。確かに、その日パトカーは多かったですね。
今後他のエリアにも広がる可能性はありますが、ヒスパニック、ラテン系が多いエリアと予想されており、当地については心配ないと考えています。

特に民主党政権において不法移民を容認してきた経緯があります。3K 仕事の多くは不法移民が担っており、社会を支える力となっている一方、治安が悪化している原因でもあります。そこでトランプ大統領は、不法移民摘発を強化、推進しています。これに対して不法移民や支援者が抗議しているという図式です。不法移民は本来あってはならないもの、とはいえ治安の向上が本来の目的のはずですから逆に悪化しては本末転倒です。うまく舵取りをしてほしいものです。

vintagecomp at 09:44|PermalinkComments(1)USA 

2025年06月10日

WWDC 25 基調講演

WWDC 25が開幕し、基調講演がネット配信されました。今回の主な内容は、Apple Inteligence と各デバイス向けのOS。例年、OSのみの発表の場合とハードウェアの発表が追加される場合があり、ハードウェアの発表を期待していた向きもあると思いますが、今年はソフトウェアのみの発表となりました。

Apple Inteligence は期待外れという評判が定着しつつあり巻き返しが必須ですが、肝心のSiriについては
「さらに時間が必要です。来年、さらに詳しい情報をお伝えできるのを楽しみにしている」
と事実上進展なしの発表。当面巻き返しは難しそうです。

各OSに関しては事前情報通り、バージョンメーがiOS 26 等年度の数字が付与されることとなりました。当分は旧OSとの関係がわかりにくくはなるものの、将来的にはわかりやすくなりますね。そしてmacOSの名称もTahoe と事前情報通りでした。
また、iOS 7以来のUIの刷新となるLiquid Glassの導入が大きな発表でした。各OSに半透明の視覚効果を導入し、まるでガラスのように見えるUIを実現します。iOS 7の刷新の際は、最初は新しいというより違和感が大きかった覚えがあります。徐々に慣れてはいきましたが、今回はどうでしょうね。できれば最初から、「新しい、かっこいい!」と感じさせてほしいですね。

デバイスの種類も増えたので、OSだけでも6種類あり2時間近い講演でした。正直に言えば、少々退屈。昔は、基調講演をワクワクドキドキしながら観ていたのに、時代は変わってしまった。

vintagecomp at 11:36|PermalinkComments(0)イベント情報 | Apple Topics
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