2017年06月
2017年06月30日
Vintage Computer チャンネル第148回〜祝!iPhone 発売10周年〜
米国時間の本日6月29日は、10年前に初代iPhoneが発売された日です。
私も、その時は7時間くらい並んで購入しました。その時に購入した初代iPhoneは今でも健在。もう電波は停波して使えなくなりましたが、今でもWi-Fiで使用可能です。
本当にこの10年で、iPhoheは世界を変えてしまいました。
歴史の転換点、初代iPhoneを販売中です。日本では未発売だけに、入手困難です。本体よりも入手困難な、専用ショッピングバッグ付き。
2017年06月29日
Mac Pro Early 2008用パーツが大特価!
まだまだ十分現役でいけるマシンですが、その古さゆえに、不具合が出てくることもあります。そんなマシンに朗報! Mac Pro用の心臓部のパーツを、特価放出です。
Mac Pro Early 2008用 電源
Mac Pro Early 2008用 ロジックボード
メモリライザーカード
電源不具合は、かなり定番です。全く電源が入らなくなったら、電源故障の可能性大。
ロジックボードはそうそう壊れるものではないですが、分解、改造で壊してしまうこともありがちです。
また、メモリが正しく認識されない、エラーが発生するという場合、メモリの故障の場合が多いのですが、メモリライザーカードが原因となっていることもあります。実は私も、これで苦しめられました。メモリ故障と考えましたが、メモリを交換しても同じ症状。メモリライザーカード交換で、スッキリ復活しました。これは、盲点となりがちです。
2017年06月28日
High SierraでeGPU
私の元にも、5/31にプレスリリースが来ていました。
プレスリリースによると、この秋発売とのことですが、開発者向けには先行出荷するということですね。eGPU 外部グラフィックボックスは、ノートマシン期待のアップグレードですが、これまでmacOSではその利用がブロックされていました。
Mac向けにThunderbolt製品を数多くリリースしているAKiTio社もeGPU グラフィックボックス AKiTio Nodeを販売していますが、これが原因でMac非対応でした。実は、そのブロックの仕組みを解析、回避して使用できる製品も存在しますが、OSアップデートで使えなく可能性があり、安心して利用できる製品とは言い難かったです。しかし、いよいよHigh Sierraで解禁です。
Akitioも早速、High SierraでMac対応となる旨アナウンスしています。
High Sierraでは、eGPUによるアップグレードがトレンドになりそうですね。Thnuderbolt 3 to Thunderbolt 2 adapterでも動作するそうですから、MacBook AirでeGPUも可能になりそうです。
2017年06月27日
激速 PCIe SSD が入手難に
実は今年の年初くらいからやや入手難となっておりました。それでも、なんとかポチポチと入荷していたのですが、ここに来て更に入手難となってきました。理由は、ニューモデルの登場です。MacBook Pro 2016でPCIe SSDの採用がなくなり、iMac 2017ではPCIe SSDながらNVMe仕様となっています。Mac Pro も最近のモデルはNVMe仕様との情報も。
まだ、他のモデルでは継続されていますが、メイン機種とは言いがたく入手難につながっているようです。その影響で、仕入れ価格が上がり、販売価格も値上げさせていただきました。
Apple/Samsung PCIe SSD 1.5GB/sec 1TB 129,800円
Apple/Samsung PCIe SSD 1.5GB/sec 512GB 69,800円
Apple/Samsung PCIe SSD 1.5GB/sec 256GB 42,800円
Apple/Samsung PCIe SSD 1.5GB/sec 128GB 25,800円
128GBは現在在庫切れですが、近日入荷予定です。
価格が上がってしまったのは弊社としても残念ですが、今後更に入手難となることも予想されます。今が買い時かもしれません。
2017年06月24日
iPad Pro のシャッター音
iPhoneについては、SIMフリーの日本仕様が出てからも、まだかなり多くのご依頼をいただいています。理由は、カメラのシャッター音。日本版はシャッター音が消せずに極大な音がなりますが、米国版は消したり音量を調整できます。この需要、意外なほど根強いですね。
iPadについても、シャッター音に関しては同じです。人気の差はなんなのかと言えば、従来iPadのカメラはiPhoneより性能が低く、おまけ的な側面があったからではないかと思います。また、iPhoneは常に持ち歩きシャッターチャンスを逃しませんが、iPadは必ずしもいつも持ち歩くデバイスではありません。両方持っていれば、迷わず性能が良いiPhoneで撮影しますよね。
しかし、新発売のiPad Proは、iPhone 7と同等のカメラ性能を持っています。また、性能も上がって、これ一台で何でもこなせる状況にもなってきており、常に持ち歩きする人も増えているのではないでしょうか。そうなると、カメラもおまけ機能ではなくなってきますね。新型iPad Pro、オーダーする前に、シャッター音について一考してみてはいかがでしょうか。
シャッター音の消音、調整ができる米国版iPad Proの購入代行、受付中です。
iPad Pro 10.5インチ米国版
iPad Pro 12.9インチ(Gen 2)米国版
12.9インチは品薄のようですが、10.5インチはだいたい在庫ありのようです。
2017年06月23日
Mac Pro 2009-2012 プロセッサーボード販売中、思わぬメリットが!
Mac Pro Early 2009用 プロセッサーボード 2.66GHz Quad Core 8GB(中古品) 24,800円
Mac Pro Mid 2010, Mid 2012用 プロセッサーボード 2.8GHz Quad Core 8GB(中古品) 28,000円
こういう製品は、故障した場合に購入すると考えがちですが、それだけではありません。
Vintage Computer の人気商品が、Mac Pro用のCPUアップグレードカード。多くのお客様がご自身で取り付けされていますが、初心者にはハードルが高い作業であるのも事実です。CPUアップグレードカードとプロセッサーボードを同時にご購入いただいた場合は、取り付けて発送することが可能です。その際、取り付け費はいただきません。
この状態なら、トレイごと入れ替えるだけですので、初心者でも安全、安心、簡単に取り付け可能です。
3.46GHz 6 Core W3690 CPUアップグレードキット for Mac Pro 2009-2012 32,800円
3.33GHz 6 Core W3690 CPUアップグレードキット for Mac Pro 2009-2012 24,800円
3.46GHzは在庫切れ中ですが、近日入荷予定です。
2017年06月22日
Vintage Computer チャンネル第147回〜初代 Macintosh 128K〜
WWDC 2017では、多くのMacが発表されましたが、それもこれも全ては初代Macintoshが始まりです。1984年に発売されたMacintosh 128K。今のMacとは性能もスペックも比べるまでもありませんが、その操作性は驚くほど共通性があります。今触っても、ほとんど迷うことなく操作できてしまいます。
Windows 1.0では、いや3.1でもこうはいかないですね。
過去にもご紹介したことがありますが、Macの原点だけに、機会があるたびにご紹介したいと思います。
前回販売品は、速攻で売れてしまいました。また、次回をお楽しみに。
2017年06月21日
サポート事例、Radeon 7950の表示不具合
・起動時に、Appleマークが表示されない。
・デュアルディスプレイの、メインディスプレイに70〜80%ほどの画面でデスクトップが表示される。
・続いて、画面全体にデスクトップが表示されるものの、メニューバーはその前の画面と同じ幅が残る。
・最終的に、両方のディスプレイが表示されるものの、純正では、ウインドウがシステム終了時と同じ位置に表示されていましたが、Radeon HD 7950 では、ウインドウの位置がずれて表示される。
この原因は、すぐにわかってしまいました。
本カードは、スイッチにより、OS X用EFI, Windows用UEFIの切り替えが可能となっております。Windows用に設定されていると、起動時にApple マークが表示されません。また、細かい部分に不具合が発生しがちとなります。スイッチを逆にセットするようお願いしました。その結果は・・・
切り替えましたところ、サブディスプレイにアップルマークが出ましたので、Display Port を差し替え再起動しましたら、メインディスプレイに、アップルマークが出て、解像度の不具合も解消されました。
一件落着です。
以前は、PC(Windows)用のカードは全く表示ができませんでしたが、OS X 10.8.4以降ドライバーさえあれば動作可能になっています。
それ以前は、PC(Windows)用のカードのROM書き換えをしたカードが安価に出回っていました。ただしこれは違法性の高い方法ですので、お薦めできませんし、真っ当なショップでは扱っていませんでした。
その後、OS X 10.8.4以降は動作可能なPC(Windows)用のカードがありますので、違法性の問題はなくなりました(ROM書き換えは依然として違法性が高い)。しかし、上記の様な問題が発生しがちなこと(特にデュアルディスプレイ関係の問題)、OS起動しない状態での特殊操作時の表示ができないことから、やはりVintage Computerではお薦めしないというスタンスを取っています。
特殊操作時の表示というのは、Apple Hardware Testだったり、optionキーによる起動ディスクの選択であったり、リカバリーモードなどです。これらが使えないというのは、かなり問題だと思います。
さて、Sapphire Radeon HD 7950 3GB Mac Editionですが在庫切れでしばらく入荷がない状況となっております。仕入れ元の説明では、今後の入荷もあり得るということですが、流動的な様ですね。現状手に入るお薦めのMac Pro タワー用ビデオカードといえば、こちらになります。
ATI Radeon HD 5870 1GB Graphics Card for Mac Pro 34,800円
ATI Radeon HD 5770 1GB Graphics Card for Mac Pro 29,800円
いずれも純正のカードですので、互換性の心配はありません。
2017年06月20日
Mac Pro Early 2009-Mid 2012用メモリ
Mac Pro Mid 2010 12core構成でメモリをPC3-12800を8GB6枚構成にしているのですが、16GBを2枚そちらで取り扱いのを入れても大丈夫でしょうか?混合する上に8GBを6枚に16GBを2枚追加できるか心配でして・・・
ちなみにトリプルチャンネルよりも物理容量を重視している為、検討しております。
上の条件ですと、追加できる場合と追加できない場合があります。
このタイプのMac Proで使えるメモリには、UnbufferedメモリとRegisteredメモリがあります。純正の2GBや4GBメモリは、Unbufferedメモリです。
8GB以上のECCメモリですと、Registeredメモリが主流ですが、Unbufferedメモリもあります。16GB以上は、Registered メモリがほとんどです。
Unbufferedメモリは、他のMacでも使用されている普通のメモリです。Registeredメモリは、Registeredチップでメモリ信号の整流、増幅を行い、大容量メモリを多数装着した場合に起きがちな問題を解消する仕組みです。
というわけで、Mac Proに大容量メモリを多数装着する場合は、Registeredメモリがお薦めです。8GBには両方あるので、まずはご利用のメモリがUnbufferedかRegisteredかを確認する必要があります。
Unbufferedは普通のメモリですので、特に記載がない場合もあります。Registeredでしたら、なんらかの記載があるはずです。Registeredと記載されていたり、PC3-12800Rのように表示されることもあります。
弊社で販売中の16GBメモリはRegisteredですので、ご利用の8GBがRegisteredであれば追加して利用できるはずです。はずです、というのが自信なさげですね。まず間違い無いのですが、実際に試してはいないので、はずですとなってしまいます。そこで、試してみました。
ご覧の通り、結果は問題なく80GB認識しました。安心してご利用ください。お客様も言及されておりますように、トリプルチャンネル構成ではなくなりますので、メモリのアクセス速度は若干遅くなります。その影響は通常2〜3%程度ですので、メモリ容量アップの恩恵の方が大きい場合が多いと思います。
2017年06月17日
サポート事例、アンテナ端子の破損
早速、アンテナ線3本を引っ張り出し、ワイヤレスカードに取り付け始めましたが狭い空間での慣れない作業に四苦八苦している内に(Wi-Fiの)アンテナ線金具が変形し、取り付けることが出来なくなってしまいました。
アンテナ線の先端の金具を取り換えることが出来ればと考えているのですが如何でしょうか。
この作業です。
やってしまいましたね。確かにアンテナ端子は小さいので、うまく合わせるのは少々難しいです。しかし、「あれ?入らない」というところでやり直せば通常は問題ありません。おそらく、「あれ?入らない」というところでさらに大きな力を加えてしまったのでしょう。
お客様は、アンテナの先端の金具を交換と考えられたようですが、これはかなり難しく現実的ではありません。では、アンテナ全体を交換してしまえば?と思いますが・・・
画像では見にくいですが、筐体にリベット留めされています。これも交換は困難。あえて言えば、筐体交換が現実的な方法です。
いずれにしても大変ですので、まずは端子の修復をお勧めしました。ピンセット等で変形を修正することで復活することが少なくありません。その結果・・・
1番の金具はペシャンコになっていましたが、時間をかけて根気強くピンセットで整形した結果、何とか3個とも接続することが出来ました。
その他のケーブルもオンラインマニュアルに従って接続しました。お陰さまで非常に高速に稼働しており、満足しています。
いや、良かったです。最悪、一本は接続しないということもお薦めする必要があるかもと考えておりました。アンテナ二本接続の場合、理論最大で866Mbpsとなります。3本アンテナの1300Mbpsには及びませんが、純正標準の300Mbpsよりはずっと高速です。
取り付けの際は、慎重に位置あわせを行って、「あれ?入らない」と感じたら無理をせずにやり直すのが肝心です。
2017年06月16日
iMac Late 2009, 27" Mid 2010用 802.11ac/Bluetooth 4.0 アップグレードキット新発売
これまで、iMac Late 2009-Mid 2011に関しては、802.11acアップグレードはご提供してまいりましたが、内蔵によるBluetoothのアップグレードはご提供しておりませんでした。一部の機種で、Bluetoothのアップグレードが困難となっているためです。
しかし、iMac 21.5"/27" Late 2009、27” Mid 2010に限れば、Mac Pro用のアップグレードとほぼ同等の構成でアップグレード可能との検討結果が出ましたので、これらの機種用にアップグレードキットを発売しました。
iMac 21.5" Late 2009, 27" Late 2009-Mid 2010用 Wi-Fi 802.11ac Bluetooth 4.0 アップグレードカード 15,800円
Mac Pro用とほぼ同じ構成ですが、BluetoothケーブルはiMac用の専用品になります。オンラインマニュルも公開しましたので、参考にしてください。
なお、同じ年代ながら21.5"のMid 2010モデルは非対応となります。
今更、iMac 2009/2010モデル専用のアップグレードキットを発売するところはまずないと思いますが、そこがVintage Computerの変態的なところです。Late 2009でしたら、最新のmacOS Sierraにも対応していますし、High Sierraも対応の見込みです。この機種で最新OSで非対応の機能が使えるようになるというのは、痛快ですね。Wi-Fiが劇的に速くなるのも嬉しい点です。
2017年06月15日
Vintage Computer チャンネル第146回〜大好評! iMac 2017用メモリ〜
先週は、WWDCで発表されたMac関連の新製品を取り上げましたが、今回はその中の1台 iMac 2017モデル用のメモリを取り上げます。
Macでは初めてのDDR4メモリを採用です。どのように増設するとお得か、傾向と対策をお知らせします。
21.5"にメモリスロットが付いているのもビッグニュースでした。
iMac 27" 2017のメモリー、絶賛販売中です。
2017年06月14日
初代 Macintosh 128K
1984年に発売されたMacintosh 128K 程度、動作良好品を販売中です。
Macintosh 128K 動作・程度良好 78,000円
販売終了から30数年がたち、さすがに入手はかなり困難になっています。しかも、128Kはその非力さから、公式、非公式のアップグレードを受けた個体も多く、オリジナル状態のものは稀です。しかも、程度、動作良好品となると、もう超レア物です。
付属ソフトのMacWrite, MacPaintで、当時の動作状況を体感することができます。実際に触ってみると、何の違和感もなく、普通に操作できてしまいます。MacWrteは最近のワープロソフトと基本変わりませんし、MacPaintも最近のグラフィックソフトと変わりません。両ソフトが、GUIアプリの基礎となったことが実感できます。
体験するならエミュレーションで、という向きもあるかと思いますが、やはり体験の厚みが違います。
フロッピードライブが赤い光を放ちながら、ジーコジーコと音を立てて動作する様子、キーボードやマウスの感触、本体の独特な佇まい、まるで1984年にタイムスリップしたようです。
Apple 1, Apple IIはスティーブ・ウォズニアックのマシンと言えますが、Macintosh 128Kは間違いなくスティーブ・ジョブズが作り上げたマシンです。
アップルファン、ジョブズファンには、垂涎の一台ですね。
当時のSystem 1.1/Finder 1.1のシステムだけでなく、System 2/Finder 4.1のシステムも付属しています。当初のシステムでは、メモリ容量を表示できませんでしたが、後にAbout the Finderから確認できるようになっています。これで、128KB オリジナル仕様と確認できます。
2017年06月13日
iMac 2017用メモリ、入荷しましたが!
iMac 2017用メモリ各種
8GBはSamsung純正、16GBはMicron製チップです。iMac 2017での動作確認済みです。
早速、予約いただいたお客様に発送しているのですが・・・ 大人気で、すでに在庫切れに!再手配して、明日また入荷予定です。
実は、初回入荷分に比べて、仕入れ価格が上がってしまいました。それも、わずかではなく、結構な額です。急激に需要がアップして品薄になっているとのこと。iMac ショックでしょうか。
というわけで、この価格を続けるのは正直厳しくなってきているんですが、すぐに値上げするのもどうかと思いますので、据え置きです。とは言え、今後値上げも考えないといけないので、お早めの購入をお薦めします。
5/24のエントリーでもご紹介した協力店 Next Innovation のブログ。続編の
「vintage computerの使い方。その2」も紹介していただきました。
さらにその次のエントリーでは、メモリの選び方も解説いただいて紹介していただいています。ここに書いてること、ちょっと補足が必要なので取り上げます。
「ForMac」とかかれたメモリを買う人が意外と多いのですが
メモリにMac専用はありません!!ただMacって書いてるだけです!
確かにそうなんですが、これは気をつけないといけません。例えば、iMac Late 2012もiMac Late 2013も、スペック表ではメモリは1600MHz DDR3 SODIMM です。どちらも、同じメモリを使えば良いのかと思いますが、実は違うんです。2012は1.5V仕様(1.35Vも使える)、2013は1.35V(1.5Vは使えない)の低電圧仕様です。この違いを分かっていないと、間違ったメモリを選んでしまいます。実際、よそで購入されて交換しても使用できず、規格はあっていると言われた、とご相談をいただいたことが何度もあります。
こういう小さな規格の違いを見逃さないよう、実機による動作確認を重視しています。
また、細かい点も含め規格さえあっていれば何でも良いのかと言えば、それも違います。やはり、メモリにより品質に違いがあります。Vintage Computerが重視しているのが、メモリチップメーカー。Micron, Sumsung, Hynixの有名メーカーチップにこだわっています。
また、メモリによってはクロックアップされているものもあるのです。これは、表示からはなかなかわからないので、信頼できるところから購入するしかないですね。もちろん、Vintage Computerでは、クロックアップメモリは一切扱っておりません。
というわけで、Mac用メモリの規格があるわけではないのですが、Macのこだわりを持って選んだメモリがMacにはお薦めです。
2017年06月10日
iMac 2017用メモリの追加情報
Late 2015モデルは、21.5"はオンボードメモリとなり後からの増設が不可能となりました。2017モデルでも、仕様上はオンボードメモリと記載されており、同様であろうと思われました。しかし、iFixitの分解情報より、ロジックボード上にメモリスロット2基があることが確認されました。
ただし、これだけで全てのモデルにメモリスロットがあると判断するのは早計です。例えば2014年に追加された21.5' Core i5 1.4GHzモデルはスロットなしですが、他のモデルはスロット付きです。iFixitで分解したのは4Kモデルですが、4Kではないベースモデルにもメモリスロットはあるのでしょうか。
実は、メモリスロットの有無は、分解しなくても確認できます。「このMacについて」を開くと、メモリスロットのあるマシンでは上段に「メモリ」の項目があり、スロットの状況を確認できます。スロットなしのマシンには、この項目がないのです。それを確認しに、アップルストアに行ってきました。
はい、メモリスロットありです。それから、このベースモデルのみなんですが、他のモデルとメモリ規格が違っています。このモデルは2133MHz、4Kや5Kは2400MHz。そしてまたまた仕様上は16GBまでアップグレード可能となっています(4K 下位モデルも同様)。16GB 2枚で32GBは無理なの!?
27" 5Kでも、下位モデルは32GBまでとなっていながら、実際には64GBまで増設可能と確認されていますので、21.5”も同様ではないかと期待できます。実機確認が一番良いのですが、他の資料から証拠固めをしてみましょう。
CPUはKaby Lake Core i5 2.3GHz Dual Core Turbo Boost 3.6GHzです。インテルのラインナップ上、同じ仕様のCPUはないので、カスタム仕様と思われます。そこで、近い仕様がi5−7200Uです。
Kaby Lake Core i5 2.5GHz Dual Core Turbo Boost 3.1GHz
メモリのスペックは、DDR4 2133MHz、スロット数 2、最大メモリ32GBです。これは、32GB対応と考えて間違いなさそうです。分解が必要になるので、どうせやるならMaxの32GBがお薦めです。
32GBキット(16GBx2)DDR4 2133MHz(21.5" 2Kモデル用) 35,800円
32GBキット(16GBx2)DDR4 2400MHz 35,800円
21.5”モデルは、メモリ交換には分解が必要となります。ディスプレイを取り外して、ロジックボードまで取り外さないといけません。ディスプレイの脱着はやってみると、専用ツールがあれば意外と簡単です。組み付け時には、専用のテープが必要となります。
ディスプレイ以上に面倒なのが、ロジックボードの取り外し。こちらは、一般的なツールのみで取り外し可能ですが、結構大変な作業です。iFixit等を参考にして、自信のある方のみやってみると良いと思います。32GBへの増設は、アップルでのアップグレードよりかなり安くなりますし、下位モデルではそもそも32GBは選べません。
実は、Vintage Computerへのお問い合わせに、メモリアップグレード不可のモデルのお問い合わせが結構あります。
8GBモデルを購入しましたが、メモリが足りずに困っています。アップルに相談したところ、メモリアップグレード不可で買い換えるしかないと言われました。何とかなりませんか?
残念ながら何ともなりません。技術的にはメモリが多く載っているロジックボードに交換すれば良いわけですが、通常本体価格以上となってしまうので意味がありません。そんな場合も、iMac 21.5" 2017ならアップグレードの道があるわけです。少々大変でも、できるとできないでは大きな違いですね。
2017年06月09日
iMac 21.5/27インチ 2017のメモリ販売受付を開始!
Macとしては新規格のDDR4 2400MHz SODIMM です。
64GBキット(16GBx4)DDR4 2400MHz 69,800円
32GBキット(16GBx2)DDR4 2400MHz 35,800円
32GBキット(8GBx4)DDR4 2400MHz 38,000円
16GBキット(8GBx2)DDR4 2400MHz 19,800円
iMac 27インチの場合、背面の蓋を外すだけで簡単にメモリ交換できますので、ぜひ増設をお勧めします。それよりも、購入時にオプションでメモリアップグレードした方がお手軽で良いという方もいると思いますが、ちょっと待ってください。
64GBでアップルのオプション価格は154,000円、Vintage Computerなら69,800円と半額以下!
32GBはアップルのオプション価格は66,000円、Vintage Computerなら38,000円です。
これは、お手軽だからと無視できる価格差ではないですね。ぜひ、標準の8GBで購入いただいて、増設をお勧めします。
あまりにも価格が安いので大丈夫?という心配もあるかもしれませんが、初回入荷分は、16GBメモリーがMicron、8GBがSamsungとトップメーカーのチップを採用しています。
4枚セットでの交換もお薦めですが、8GB(4GBx2)の標準メモリを活かして、2枚増設も良いと思います。16GBx2追加で40GB、8GBx2追加で24GBとなります。
今、メモリーベンダーと協力して、iMacでの最終確認を行っています。入荷は、来週早々となる見込みです。
さて、iMac 27インチ 2017のスペックを確認すると、ちょっと気になる記載があります。
メモリの記載が、Core i5 3.4GHzのベースモデルのみ異なっています。他のモデルが、
オプション:16GB、32GB、64GBに変更可能
となっているのに対し、Core i5 3.4GHzのみ
オプション:16GB、32GBに変更可能
となっています。このモデルは64GBは無理ってこと? 安心してください。64GB(16GBx4)まで対応していることを確認済みです。ベースモデルは、32GBまでしかオプションを用意していないというだけのことですね。
(21.5" 4Kモデルに関する記載訂正)
Late 2015でオンボードメモリーとなってしまったので、2017モデルも同様と推定していましたが、グッドニュースです。iFixiitで21.5” 4Kモデルのバラシを公開していましたが、なんとスロット付きです。2スロットで最大32GB! 27インチとは違い分解が必要になりますが、手練れの方なら交換したいところです。自信がない方も、ぜひ協力店にご相談ください。
32GBでアップルのオプション価格は66,000円、Vintage Computerなら35,800円です。
16GBはそれほど価格差はないので、オプションを選んだ方が良いかも。それでも、8GBを買ったものの、やっぱり16GB必要と思ったら、アップグレード可能です。
2017年06月08日
Vintage Computer チャンネル第145回〜WWDC 2017で発表されたMac〜
6/5にWWDCのキーノートが開催されました。ハードウェアの発表があるかどうか注目されましたが、期待以上に色々と発表されました。今回は、この中でMac関係をメインに取り上げました。
早速、Vintage Computerでは、iMac 27" 2017のメモリーの予約受付を開始しました。アップルのメモリーオプションよりも、遥かにお安くなります。
2017年06月07日
WWDCでiMac Pro 発表
価格は$4999よりと発表されていますが、フルスペックでは余裕で100万円越えとなるんじゃないでしょうか。早速、高っ!って声も上がっているようですが、確かに絶体価格は高いですが、内容を見ると決して高くはない、むしろ安いんじゃないかと思います。私のMacBook Pro 15” 2016は、LGの5Kモニターも合わせると$5000以上ですが、それよりもずっとハイスペックです。
現在発表されているスペックはこちら。CPUは、Xeon 最大18 Core、メモリ最大128GB、ストレージはSSDのみで最大4TB。
現状では、スペック表以上のものは発表されていないわけですが、アップルのサイトに表示されている透視図から、伺える仕様を読み取っていきたいと思います。
(クリックで拡大)
元画像は暗すぎてよくわからないので、明るくしてみました。
メモリースロットは4基。1枚あたり最大32GBということになります。従来のiMacのSODIMMではなく、ECC付きのLarge DIMMです。この部分に蓋はないので、メモリの交換は分解が必要と思われます(というか、確定)。またこの絵の通りなら後ろ側に配置されているため、ディスプレイを外すだけでなく、ロジックボードを外す必要がありそうです。経験者はお分かりでしょうが、ディスプレイを取り外すのは、意外に大変ではありません。しかし、ロジックボードの取り外しは結構大変です。
128GBのメモリーオプション価格は、おそらく20万円を大きく上回るのではないかと思います。だとすると、価格的にはかなり低くご提供可能になると思います。分解の難易度と天秤にかけることにになりそうです。
画像右側のボードが、500Wの電源ボードと思われます。従来の27インチが300Wですので、50%以上のアップです。Xeon ですから当然ですが。これも図では背面側に配置されているので、交換が少々心配です。iMacの電源は故障が多く人気商品です。
メモリスロットの間に配置されているのがXeon CPU、電源ボードの下がRadeon Pro Vega GPUでしょうか。
それから、図からはよくわからないのがSSDです。電源コネクタの左右にフラッシュメモリチップと思しきものが見えるので、ここがSSDでしょうか。ロジックボードに穴が開いてSSDが覗いているように見えます。SSDの両面に冷却風が当たるよにとの配慮でしょうか。この配置からすると、もしかすると2スロット? あるいは、幅の広い1スロットでしょうか。おそらくは、オンボードではなくスロット式だと思います。また、こちらは表からの交換が可能なように思えます。
と、透視図から色々と想像してみました。もっとも、透視図は見やすくするために、実際とは異なった配置にしている可能性もありますし、的外れな推測もあるかもしれません。今後、実態が解明されていくのが楽しみです。
2017年06月06日
WWDCでiMac 2017登場
今年のWWDC、ハードの発表もあると噂されていましたが、ハードはiPad Proだけで終わるのではと思っておりました。結果としては、iPad Pro, iMac 2017, iMac Pro, マイナーアップデートのMacBook, MacBook Pro, HomePodとハードも盛りだくさんの発表でした。
今回は、iMac 2017に焦点を当てて見たいと思います。Kaby Lakeアーキテクチャーの2017年モデルが今年出てくるというのは予想通りですが、この時期に出て来たのは意表を突かれました。
メモリーは、DDR4 2400MHz。21.5インチはLate 2015と同じくオンボード、27インチは4スロットで、64GBまで対応です。27インチの最大メモリは、公式スペック上は32GBから64GBにアップしていますが、Late 2015でも64GBは可能でしたのでこの点は変わらないですね。1枚 8GB、16GBメモリは近日発売予定です。純正オプションよりも大幅に安くなる見込みですので、ぜひ8GB仕様を選びましょう。21.5インチは増設不可ですので、16GBか32GBを。私としては32GBがお薦めです。
SSDは、従来の最大1TBが2TBになりました。おそらく、ソケットは同じPCIeですが、NVMe仕様になっていると思われます。この推測が当たっていれば、他のモデルも含めて2015モデル以降と互換性があるはずです。このSSDは現時点では目処が立っておりませんが、今後取り扱っていけるよう検討したいと思います。
ポート類は、Thunderbolt 2がThunderbolt 3に変更になった以外は、変更なしです。USB 3ポートもしっかり4ポート。今後USB-Cになっていくのかと思いましたが、そういうわけではなかったのですね。MacBookやMacBook Proでは薄さのためにUSB 3ポートやSDカードスロットは搭載できなかったというわけですね。
MacBook AirやiPad miniが廃止されるのではという噂も上がっていましたが、残りました。特にMacBook Airは標準モデルのクロックが1.6GHzから1.8GHzにアップ。これは良かった。
2017年06月03日
MacBook Pro Early 2011のキーボード
ちょっと見にくいですが、F3とF4の拡張機能キーが異なります。上が発売当初のもの、下が後期のものです。何が違うかというと、上はSnow Leopard (OS X 10.6) プレインストール版、下はLion (OS X 10.7) プレインストール版です。後期のものは、Lionの新機能に対応したキーボードとなっています。詳しくは、こちらで解説されています。
もちろん、このキーボードは互いに互換性があり、キーの表示通りの動作をします。また、Late 2011やMid 2012 とも互換性があります。そのEarly 2011前期版のキーボード+トップケース お買い得中古品が入荷しています。
MacBook Pro 15 Early 2011 英語キーボード + トップケース 中古品 12,000円
わずかな傷はありますが、トラックパッド、HDDケーブル、左スピーカー等もついており、お値段もお得ですが、交換の手間もぐっと省けます。
やはり新品を、という方にはこちらもございます。
2017年06月02日
米国のiPhone サービス体制崩壊中!?
受付時には、3〜5日かかるとのことでしたが、実際は完了まで8日もかかってしまいました。
店頭で作業内容書を確認すると、「バッテリー交換」とのみ記載されています。念のため実機を確認しましたが、やはり何も直っていません。
OMG! 受付時には、「ディスプレイとカメラユニットを交換」と記載されていたのにです。
しばらく前にも、同じようなことがありました。カメラの問題でジーニアスに持ち込んだところ、やはりサービスセンター送りとなりました。しかし、戻ってきた際には作業内容書には「何も問題がなかったため、修理しませんでした」と記載されていました。そんなバカな! 不具合は、目視すればすぐに分かる内容です。
そこで、サービスセンターに再度送ることになりましたが、戻ってきたら何とやはり同じく修理されていないのです。この時はさすがにかなり強く抗議しましたが、結局サービスセンターへ再再々送付することに。結局3度目の正直で新品になって戻ってきました。
今回もまた同じようなことになるのか!と心配しましたが、幸い今回は店頭で新品に交換してくれました。フー、良かった。
ここからは推察ですが、交換ではなく修理対応の割合を増やしたことにより、サービスセンターはかなり混み合っているものと思われます。今回も、3〜5日のはずが、8日もかかりました。
そこで、サービスセンターでは受付時の内容はよく読まずに、診断ソフトを走らせてそこで検出された問題のみ修理したのだと思われます。今回も前回も、外観から問題を確認できますが、診断ソフトには検出されない内容です。
受付台数が多すぎて、サービス体制が崩壊しているのではないかと思ってしまいます。
修理可能な内容は本体交換でなく修理を、というのは理解できますが、それならそれでしっかりとサービス体制を構築してほしいです。
2017年06月01日
Vintage Computer チャンネル第144回〜Thunderbolt 3 USB-C HUB レビュー〜
先週は、動画が途中で切れておりました。大変失礼しました。再アップしております。
Vintage Computerの取り扱い品ではありませんが、注目製品HyperDrive Thunderbolt 3 USB-C HUBのレビューです。日本でも、別ブランドの同等品が出ていますので、参考になればと思います。
スペックからは、この種のHUB製品の決定版とも思える内容です。大変期待していたのですが、私の環境では、ちょっと微妙な結果に。
考えるに、5Kモニターを接続すると転送データーの大きさから問題が発生しやすいのかもしれません。また、仕様だと思いますが、USB-Cポートがビデオ出力に対応していないのは残念。