2005年08月23日

米国での起業に必要なもの-34

このBlogの中では、ちょっと趣向の違う米国での起業ネタ。今回は第3回目。
米国で起業となれば、英語が不可欠と思う方が多いと思う。無論最低限の英語は不可欠だし、できるに越したことはない。
まず一番ありがちで大きな誤解その1。「米国に数年住めば英語なんてペラペラになるだろう」。これは全くもって間違いだ。よほど小さいうちに渡米したと か、日本語と全く接点のない生活をすれば別かもしれないが、これは特殊なケースを除いてほぼ不可能だ。米国に住めば、日常会話はある程度のレベルまで上達 するだろう。ある程度のレベルとは、買い物をしたり、頼み事をしたりするのにとりあえずは困らないレベルだ。細かい点を説明しないといけない場面では、結 構困ってしまう。
これ以上のレベルに踏み込むには、ただ米国生活をしているだけではまず不可能。米国留学して英語をマスターしようと考えているあなた、相当勉強しない限りペラペラへの道はかなり険しいと言っておこう。
日常会話がOKというレベルはどういうことかというと、目的がはっきりしている場合は意思疎通がほぼできるが、そうでない場合は途端に厳しくなってしまうと言う状態だ。つまり、ジャンルが一定しない何気ない世間話などが一番難しい。
仕事の面で言うと、一般顧客対応というのはかなりの英語力が必要になる。しかし、目的がはっきりしている職場内での意思疎通や、取引先との交渉などは、日 常会話レベルでかなりいける。これは語学力よりも、ビジネスにおける目的意識の方が重要だ。そう言う意味で、米国での起業という観点では、英語力にそれほ どこだわる必要はないわけだ。それよりも重要なことがたくさんある。
とは言え、やはり英語ができるに越したことはない。米国での起業を考えている方は、ぜひとも勉強されておくことを勧める。そして、ありがちな誤解その2。 「受験英語は役に立たない」。受験英語だろうがなんだろうが、これは間違いなく役に立つ。特に文法がしっかりしていると、後々の上達に大きな差が出てく る。日本で英語を勉強する場合、文法もおろそかにしないように
お勧めしたい。

vintagecomp at 10:58│Comments(0)TrackBack(0)起業 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
プロフィール

Harry

Archives