2005年09月28日

米国での起業に必要なもの-5 ビザ3

前回からかなり日数が経ってしまった。Macなネタが無い時には、と思っていたが根っからのMac好きなだけにそうそうMacネタは尽きないのだ。今後は、意識してこのシリーズも取り上げていこうと思う。
さて、日本人として米国で仕事をしたり、起業をするにはそれなりのビザが必要だ。具体的に起業を考えている人には、核心となる部分だ。
まず、米国や日本も含めほとんどの国では、外国人の労働者はあまり来てもらいたくない存在だ。自国民の雇用が脅かされるためだ。自国民ではまかないきれな い専門的な技術を持っているとか、それなりの投資をして新たな雇用を創出するなど、そういう経済や雇用にメリットがあると認められた場合に限って就労ビザ が発給される。きちんと申請すれば必ずもらえるものではなく、むしろ難関だ。
主な就労ビザの種類を上げておこう。

H-1B ビザ;専門職ビザ。多分就労ビザとしては、最も多い形態だ。雇用される企業にスポンサードを受ける必要がある。有効期間 3年間+3年間の延長可能。起業となると関係ないと思われがちだが、必ずしもそうとは言えない。

E-2 ビザ;投資家ビザ。米国に投資した会社や個人、または、その会社や個人に雇用される管理職や特殊技術者に与えられる。企業活動を行う投資が前提となる。有効期間 5年間で何度でも更新可。私の場合、これ。

E-1ビザ;日米間で貿易を行っている日本の企業の社員が、アメリカの支店や駐在員事務所に駐在する場合。
有効期間 5年間で何度でも更新可。

L-1/2ビザ;駐在員に多いビザ。ザックリ言って部長級以上だとL-1, それ以下だとL-2.

永住権;俗に言うグリーンカード。ほぼ米国民と同等の権利があり、就労の制限は全くない。

他にもOビザ(芸能人ビザ)、Iビザ(ジャーナリストビザ)など様々なビザが存在する。次回以降、各ビザについて解説する。
なお、移民法は大変複雑で変更も多く、専門家でなければとても正確には掴みきれない。巷の情報は鵜呑みにせずに、必ず移民専門の弁護士に相談頂きたい。


vintagecomp at 10:11│Comments(0)TrackBack(0)起業 

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