2007年05月02日

アップルと環境4

アップルがアップルと環境のページを更新し、6月より米国でMacの無料回収プログラムを開始すると発表しています。また、英語サイトでは、A Greener Appleを公開し、有害物質の使用を減らす取り組みについて発表しています。
Appleがこの種の取り組みが遅れいているというのは、時折指摘されています。今年のMacworldでは、それに抗議する団体のデモンストレーションもあって、ちょっとお祭りムードに水を差す感じもありました。

実際にアップルが環境問題に十分取り組んでいるかについては、賛否両論あるでしょうが、Macが環境に優しいコンピューターかどうかと言えば、そう言って良いと思います。中古転売も含めた耐用年数では、MacはWindowsマシンと比べて、一般にかなり長いのではないでしょうか。Vintage Computerのお客様には、10年以上前のG2 Macをアップグレードして、実用機として使われている方もたくさんいらっしゃいますし、G3マシンでもまだまだ現役というマシンも多いと思います。
実際、5年落ちのマシンだと、Macだとまだまだ結構な値が付く場合が多いですが、Windowsマシンだと二束三文。それ以上古いマシンでも、Macなら欲しいという人がいますが、Windowsマシンではゴミ箱直行となるケースが多いのでは?
色々な理由があると思いますが、やはり愛着の湧く外観と使い勝手というのが一番の原因ではないかと思います。アップル社としての環境問題への取り組みはまだ十分ではないかもしれませんが、既に製品段階で、環境に優しいコンピューターになっているのでは?




vintagecomp at 23:47│Comments(4)TrackBack(0)Apple Topics 

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この記事へのコメント

1. Posted by Ultra2スカ爺   2007年05月05日 15:05
まさに我が意を得たりですな、Muto@VC さん。
数年前「窓」ユーザーの女性が「パソコンが壊れちゃった……」と嘆いていたことがある。購入店で調べてもらったら「ハードディスクが壊れてます」とのご宣告、どうしたかと言えばパソコンを買い換えたそうな。
何年か日々道具として使っていても愛着が湧くわけでもない。ハードディスクが故障しただけで「ハイッそれま〜で〜よォ」、これではいくらパソコンリサイクルと叫んでも虚しいばかり。
2. Posted by Woody   2007年05月06日 17:23
ご紹介の「A Greener Apple」の中で

We plan to introduce our first Macs with LED backlight technology in 2007. Our ability to completely eliminate fluorescent lamps in all of our displays depends on how fast the LCD industry can transition to LED backlighting for larger displays.

Apple plans to completely eliminate the use of arsenic in all of its displays by the end of 2008.

Apple plans to reduce and eventually eliminate the use of mercury by transitioning to LED backlighting for all displays when technically and economically feasible.

とあります。
iMacやノート型Macの液晶パネル、それにシネマディスプレイはLEDバックライトに移行していくようですね(それまで新型シネマはおあずけ??)。
3. Posted by Muto@VC   2007年05月08日 05:26
Ultra2スカ爺 様
そうなんですよね。ある中古パソコン屋さんから聞いた話。Macだと売れ残っても、値下げすれば売れてしまうが、Winマシンだと売れ残ると廃棄するしかない場合が多いとか。
とは言っても、企業としての取り組みも大切ですから、アップルには両面で頑張って欲しいです。
4. Posted by Muto@VC   2007年05月08日 05:33
Woody様
2008年までに総取り替えですか。省電力なので、ノートには特に嬉しいですが、問題は価格ですね。

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