2007年07月26日

iPhone のキャリア決定の秘密3

iPhoneの携帯電話キャリアは、ご存知の通りAT&T。AT&Tといえば、世界的に有名なブランドだけに、米国最大のキャリアと思われるかもしれませんが、実は米国最大のキャリアと言えば、Verizon。
iPhoneの不満で時折聞かれるのが、AT&T絡みです。街中ではあまり差がない物の、郊外に出ると、Verizonでは電波が強いのに、AT&Tでは入りが悪いことがしばしばあります。ネットワークの充実度では、明らかにVerizonが有利です。なぜAppleは、パートナーとして
AT&Tを選んだのか?

ここからは、ある事情通の方のお話しです。そんなわけで、Appleも当初はVerizonと交渉を始めたらしいのです。ところが、Verizonは、以下を主張したそうです。

1. 携帯電話の使用料を一部Appleに分配することを拒否。
2. ソフトやハードの仕様について、Verizonの要望を入れるよう主張。
3. Verizonが運営する音楽配信サービスをiPhone とリンクさせるよう主張。

特に3は、無理な要求なのは明白ですね。これら全てAppleの要求を飲んだのが、AT&Tだったわけです。代わりに、AT&Tは多年度の独占契約を結ぶことで、合意に達したとのこと。この点については、Apple  がかなり譲歩したらしいです。要は、Appleとしては絶対に譲れない条件と、譲っても良い条件があると言うことですね。

日本展開を考えた時、どのキャリアになるかは、非常に重要な点だと思います。こういった条件をどこが飲めるかということが鍵になりそうです。そう言う面で、小回りが効きそうなのは、噂のソフトバンクという気がしますが、これだけ話題になっているiPhoneだけに、他社も本気になれば逆転もありうるかもしれません。


vintagecomp at 09:42│Comments(3)TrackBack(0)iPod | Apple Rumors

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この記事へのコメント

1. Posted by むー。   2007年07月26日 18:55
日本は携帯電話の通信方式が異なるので、日本国内企業でのサービスでは無理かもしれないです。
2. Posted by Muto@VC   2007年07月27日 10:00
すぐには無理ですが、ずっと無理と言うことはまずないと思います。
来年末までには、という情報もありますよ。
3. Posted by むー。   2007年07月27日 19:28
そうですね。
ただNTTの第三世代等が出てきた現状では、日本の企業側が合わせる可能性は低いと思われます。
Apple側が合わせてくれさえすればいつでもって感じではないでしょうか。

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