2009年06月12日

WWDC発表の考察-OS X Snow Leopard 編4

730a362c.pngOS X 10.6 Snow Leopard のデモも時間をかけて行われました。発表のポイントとしては、以下が挙げられます。

・システムの処理能力が70%高速化、インストールが45%速くなり、ファイルサイズが6GB小さくなった。
・発売は9月
・フルバージョンの価格は従来と同じ$129。Leopardユーザーに対しては、$29のアップグレード版を提供
・対応機種は、Intel CPU搭載のMac 全て。PPC機種はサポートされない。

$29のアップグレード版の提供は、従来ユーザーにとって大変嬉しいですね。これは大歓迎です。
PPC機種はサポートされないということですが、最後のPowerPC搭載のPower Mac G5が廃止になったのが2006年の8月です。3年とちょっとでフラッグシップマシンが最新OSが使えなくなってしまうわけで、ちょっと早すぎな感じはします。
では、過去はどうだったのが調べてみました。

OS X Leopard 2007年10月発売
最新の非対応機種は、iBook G4 800MHz 2004年4月廃止
最新OS期間 3年6ヶ月

OS X Tiger 2005年4月発売
最新の非対応機種は、PowerBook G3 Lombard 2000年2月廃止
最新OS期間 5年2ヶ月

OS X Panther 2003年10月発売
最新の非対応機種は、PowerBook G3 Wallstreet 1999年5月廃止
最新OS期間 4年5ヶ月

OS X 10.0 2001年3月発売
(10.0〜10.2.8は対応機種に変化無し)
最新の非対応機種は、PowerBook G3 Kanga 1997年11月廃止
最新OS期間 3年4ヶ月

3年1ヶ月というのはこれまでで最短で、平均4年と比べると1年以上短いと言えます。しかし、10.0やLeopardと比べ極端に短いわけでも無いですね。やはり3年というのが一つの区切りなんでしょうかね。



vintagecomp at 09:03│Comments(3)TrackBack(0)Apple Topics | テクニカル

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この記事へのコメント

1. Posted by enigma   2009年06月14日 15:43
> 10.0やLeopardと比べ極端に短いわけでも無いですね。

そうだと思いますが、今回の場合は“フラッグシップマシンで”という部分があるので特に短く感じるのだと思います。
Leopardの場合は公式には非対応のモデルでも使える方法もありましたが、Snow LeopardはそもそもIntel Mac専用なのでそのような抜け道もないでしょうしね。
2. Posted by SuZ   2009年06月16日 18:58
PPCサポート外とのことで、Rosettaも無くなるのかと思ったら、一応任意インストールという形で残るようですね。#次のバージョンでは無くなるのか!?
PPC専用の旧バージョンのAdobe系ソフトもIntelMac上でまだ使う事があるので、これが無くなったら移行できなくなってしまうので焦りました。

アップルが好調なのは嬉しいですが、あまりに強気でバッサバッサと旧環境を切り捨ててしまうのは困りものです。
3. Posted by Muto@VC   2009年06月18日 04:48
enigma
フラッグシップマシンを使うユーザーは、最新マシンへの乗り換えも早いから、影響は少ないという記事も見かけました。
確かにそう言う面はありますが、現役ユーザーにとっては、かなり残念ですね。

Suz様
Rosettaが無くなると、私も困ります。残してくれて助かりました。

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