2009年08月22日

Snow Leopard デフォは32bit?

64bit完全対応を大きくアピールしているSnow Leopard ですが、Xserveを除く機種では32bit 起動がデフォルトとなるようです(元記事)。詳しくは、リンク先を見ていただくとして、いくつかのポイントを。

・64bit版ドライバソフトが出揃っていない状況では、周辺機器が動作しなくなる恐れが。そのため、デフォルトは32bit、64bit起動も可能となる。Xserveがサーバーマシンのため、周辺機器問題は少なく、64bit起動がデフォルト。

・少々古めのIntel Macは、CPUは64bitでも32bit EFIを搭載している。その制約より、64bit起動はできない。

・64bit EFIを搭載しているMacBookは、技術的には64bit起動は可能のはずだが、現段階のBuildでは起動できない。おそらく、Appleの製品の差別化によるものと思われる。

・32bit CPUのCore Duoマシンは、当然ながら32bit専用。

32bitがデフォというのは、現時点の状況を考えると、やむを得ないのでしょうね。
32bit EFIでも64bit起動する技術的手段はあるそうで、これは隠し機能的にでも、提供してもらいたいところです。
ハード的に可能なのに、その機能を差別化のために提供しないというのは、昔iBookが拡張デスクトップは十分可能なハード構成なのにしなかったなどの例があります。今回もそのパターンでしょうか。

と今の時点であれこれ細かく予想しても、正式版では変更される可能性があります。いずれにしても、32bit、64bit関係で開発側としても色々と悩ましい問題が多そうです。そんな点からも、PPCはカットされてしまったのでしょうね。


vintagecomp at 08:32│Comments(2)TrackBack(0)テクニカル 

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この記事へのコメント

1. Posted by enigma   2009年08月22日 13:57
元記事の方法で私のiMac (Mid 2007)のEFIが64bitか32bitかを調べてみたところ64bitでした。
調べてませんが、もう一台使っている最新のMac miniも間違いなく64bit EFIでしょう。
ところが、元記事のリンク先にある64bit起動「Default」「Capable」のマシンリストには両モデルとも載っていません。
ということは、この情報が正しければ(少なくとも当分は)32bit起動のみということになります。
たしかにデバイスドライバの問題はありますので、64bit起動を常用できるかどうかは分かりませんが、とりあえずどんなものか体験したかったなぁ。
ぎゃふん。
2. Posted by Muto@VC   2009年08月25日 08:45
8/28発売決定ですね。さて、正式版はどうなっていますでしょうか。

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