2010年09月28日
Dual社よりGPS Cradle Status Tool がリリース
先日も取り上げたiPod touch 1G-3G用のGPS クレドール、大変好評です。
Dual GPS Navigation and Battery Cradle for iPod touch 19,800円
Dual社より本機用のフリーソフト GPS Cradle Status Tool がリリースされました。
内容を見てみると、単に現在位置を緯度経度で表示するのみ。
こんなシンプルなAppをわざわざDual社よりリリースする必要があるのでしょうか? 実は大ありなんです。
本機で少々不便な点は、GPSの捕捉を開始するのに、場合によっては5分程度と時間がかかることです。5分というと結構長いですよね。WiFiをオフにすれば短縮されますが、それでも数分かかる場合もあります。アプリによっては、時間がかかりすぎると、タイムアウトしてしまってうまく捕捉できません。
本機の特徴として、最初の捕捉までは少々時間がかかりますが、一旦捕捉すると、アプリを切り替えたり、上空の見通しが悪くなるなどしても、問題無く捕捉を続けます。従って、最初の捕捉をいかに早く確実に行うかが鍵となります。本ソフトの場合、タイムアウトが無いようで、他に余計な処理もしない分捕捉も早いようです。本ソフトで、素速く捕捉を開始して、使いたいソフトに切り替えるというのがうまい使い方と言えそうです。
現在販売しているモデルはXGPS251ですが、以前販売していたモデルはXGPS300です。この二つのモデルの違いは、北米地図アプリ、NavAtlasに対応しているかどうかのみです。NavAtlasは、ソフトに北米全域の地図を内蔵しており、オフラインでもGPSと組み合わせて利用することが可能です。北米では便利なソフトですが、日本では役に立ちません。しかも、地図を内蔵しているだけに、サイズは2GBと極大です。8GBのiPod touchには気軽に入れることはできませんね。ところが、XGPS300はNavAtlasがインストールされていないと、起動時に必ず「アプリケーションがインストールされていません。」とアラートが出てしまいます。無視して「いいえ」を押せば、他のGPS対応アプリで使用できますが、毎回なので面倒です。そこで、GPS Cradle Status Tool をインストールすれば、もうこのアラートは出ません。XGPS300ユーザーにとっては、これだけでも嬉しいですね。
ついでに、もう一つ。既に相当数販売しておりますが、2名のお客様より、なかなかGPSを捕捉できないとのご相談をいただきました。結局、市街地で条件が悪いためだったようですが、以下これについての考察です。
GPSでは原理的に、4個以上の衛星の電波を捉える必要があります。Wikipediaによると、日本では理想的に空がひらけている場合、受信可能な衛星は6〜10個程度と言うことです。衛星は静止していないので、場所や時間によっても変動します。それでも6個なら十分なわけですが、あくまで理想的に空がひらけている場合です。空が見通せない場合、その分条件が悪くなります。市街地で、空の半分が見通せない場合、単純計算で3〜5個となります。4個以上の衛星が必要ですから、3個だとアウトです。市街地だと、空の半分以上が隠れている場合も多いので、さらに厳しくなります。
本機は上記に説明したとおり、初期捕捉は時間がかかりますが、一旦捕捉を開始すると条件が悪くても捕捉を続けます。推定ですが、初期は衛星の電波が弱いなど条件が悪いと、誤差が大きくなり、とんでもない位置を指し示したりしないよう、良好に捕捉できるまで位置特定をしないのではないかと思います。一旦位置が特定されると、条件が少々悪くなっても、元の位置の基準があるので、誤差が少なく位置特定できるのではないかと思います。
そう言うわけで、市街地や山間などで、なかなか位置特定できない場合は、できるだけ上空が見通せる場所に行って、GPS Cradle Status Tool を使って初期捕捉を済ませてしまうのがよいと思います。以後は、少々条件が悪くなっても捕捉を続けてくれます。
Dual GPS Navigation and Battery Cradle for iPod touch 19,800円
Dual社より本機用のフリーソフト GPS Cradle Status Tool がリリースされました。
内容を見てみると、単に現在位置を緯度経度で表示するのみ。
こんなシンプルなAppをわざわざDual社よりリリースする必要があるのでしょうか? 実は大ありなんです。
本機で少々不便な点は、GPSの捕捉を開始するのに、場合によっては5分程度と時間がかかることです。5分というと結構長いですよね。WiFiをオフにすれば短縮されますが、それでも数分かかる場合もあります。アプリによっては、時間がかかりすぎると、タイムアウトしてしまってうまく捕捉できません。
本機の特徴として、最初の捕捉までは少々時間がかかりますが、一旦捕捉すると、アプリを切り替えたり、上空の見通しが悪くなるなどしても、問題無く捕捉を続けます。従って、最初の捕捉をいかに早く確実に行うかが鍵となります。本ソフトの場合、タイムアウトが無いようで、他に余計な処理もしない分捕捉も早いようです。本ソフトで、素速く捕捉を開始して、使いたいソフトに切り替えるというのがうまい使い方と言えそうです。
現在販売しているモデルはXGPS251ですが、以前販売していたモデルはXGPS300です。この二つのモデルの違いは、北米地図アプリ、NavAtlasに対応しているかどうかのみです。NavAtlasは、ソフトに北米全域の地図を内蔵しており、オフラインでもGPSと組み合わせて利用することが可能です。北米では便利なソフトですが、日本では役に立ちません。しかも、地図を内蔵しているだけに、サイズは2GBと極大です。8GBのiPod touchには気軽に入れることはできませんね。ところが、XGPS300はNavAtlasがインストールされていないと、起動時に必ず「アプリケーションがインストールされていません。」とアラートが出てしまいます。無視して「いいえ」を押せば、他のGPS対応アプリで使用できますが、毎回なので面倒です。そこで、GPS Cradle Status Tool をインストールすれば、もうこのアラートは出ません。XGPS300ユーザーにとっては、これだけでも嬉しいですね。
ついでに、もう一つ。既に相当数販売しておりますが、2名のお客様より、なかなかGPSを捕捉できないとのご相談をいただきました。結局、市街地で条件が悪いためだったようですが、以下これについての考察です。
GPSでは原理的に、4個以上の衛星の電波を捉える必要があります。Wikipediaによると、日本では理想的に空がひらけている場合、受信可能な衛星は6〜10個程度と言うことです。衛星は静止していないので、場所や時間によっても変動します。それでも6個なら十分なわけですが、あくまで理想的に空がひらけている場合です。空が見通せない場合、その分条件が悪くなります。市街地で、空の半分が見通せない場合、単純計算で3〜5個となります。4個以上の衛星が必要ですから、3個だとアウトです。市街地だと、空の半分以上が隠れている場合も多いので、さらに厳しくなります。
本機は上記に説明したとおり、初期捕捉は時間がかかりますが、一旦捕捉を開始すると条件が悪くても捕捉を続けます。推定ですが、初期は衛星の電波が弱いなど条件が悪いと、誤差が大きくなり、とんでもない位置を指し示したりしないよう、良好に捕捉できるまで位置特定をしないのではないかと思います。一旦位置が特定されると、条件が少々悪くなっても、元の位置の基準があるので、誤差が少なく位置特定できるのではないかと思います。
そう言うわけで、市街地や山間などで、なかなか位置特定できない場合は、できるだけ上空が見通せる場所に行って、GPS Cradle Status Tool を使って初期捕捉を済ませてしまうのがよいと思います。以後は、少々条件が悪くなっても捕捉を続けてくれます。