2011年09月02日

OWC SandForce SSD のFirmware アップデーターがリリース

OWCのSandForceコントローラーを搭載したSSDのMac版 Firmware アップデーターがリリースされています。こちらより、ダウンロード可能です。

今年の3月までに出荷された同製品は、ハイバーネーションモードからの復帰ができない場合があるという問題がありました。

3月下旬にリリースされたFirmwareアップデーターで、この問題は解消しています。もちろん、この時期以降に出荷された製品は、新Firmwareが搭載されています。

3月下旬にリリースされたアップデーターは、Windows版のみ。つまり、Windowsマシンに取り付けてアップデートするか、MacのBootCampでWindowsで起動してアップデートを行う必要がありました。Mac環境オンリーな方には、ちょっと厳しい条件でした。
今回、Mac版のアップデーターが出たことで、Mac環境オンリーでもアップデート可能になりました。尚、既にWindowsでアップデート済みの方、あるいは4月以降に出荷された製品をお持ちの方は、アップデートの必要はありません。また、デスクトップマシンの場合は、本問題の実害はありません。

さて、OWC SSDの中で、最もMac版Firmware アップデーターが望まれたのが、MacBook Air Late 2010/Mid 2011用のモジュールタイプのSSDです。他のSSDは、Windowsマシンに取り付けてアップデートすることが可能ですが、本品はMacBook Air専用。従って、BootCampでWindowsで起動するのが唯一のアップデート方法なわけです。これはちょっと辛い。
ところが、今回、MacBook Air Late 2010/Mid 2011用のアップデーターはリリースされていません。これは残念。

他のアップデーターも、近日リリース予定となっていますので、もうしばらく待ちましょう。

さて、アップデートを適用するまでの回避策について解説しておきましょう。
ノートマシンは、スリープ状態でバッテリ残量が5%以下になると、自動的にハイバーネーションモードに入ります。この状態でキーを押すと、ハイバーネーションモードから復帰しないといけないわけですが、旧Fimwareでは復帰できない場合があります。
従って、アップデーターを適用できない場合は、なるべくバッテリ残量が低くなってしまわないように注意する必要があります。もし、復帰できなくなってしまった場合は、電源ボタンを長押しして再度起動します。ただし、保存していなかった内容は失われてしまいます。もし、起動できない場合は、「shift-control-option」キーを押しながら電源ボタンを押すことで、SMCをリセットします。その後、電源ボタンを押すと、復帰可能です。
また、ユーテリティソフトを使って、ハイバーネーションモードに入らないようにすることも有効です。SmartSleepがお勧めです。


vintagecomp at 09:12│Comments(3)TrackBack(0)テクニカル 

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この記事へのコメント

1. Posted by koide   2011年09月28日 01:00
先日、一週間ぶりにMacBook Airを起動しようとしたら、このハイバーネーションモードか復帰できない問題?で起動できなくなりました…
VCで購入してたのでここならと思い来てみたら復帰方法が解説されてたので、電源長押しとSMCリセットとも試みましたが我が家のAirは林檎マークが出ない(涙)
純正SSDでは起動できるのでまさかのOWC SSD 240お亡くなり??

ちなみにOWCはSSDのFirmwareアップデートサービスとかしてたりしまか?
2. Posted by Muto@VC   2011年09月28日 03:21
koide様
起動できないとのこと。サポートさせていただきますので、メールにてご連絡ください。

http://www.vintagecomp.com/formmailtech/index.html

OWCでは、サポートベースでFirmwareアップデート対応をしているようです。今回、故障で交換となれば、自動的にアップデート済みのものに交換となります。
3. Posted by koide   2011年09月29日 11:59
出張中ですので後日サポートの方へメールします。

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