2011年11月01日
公式伝記「スティーブ・ジョブズ (1)」を読了
ウォルター・アイザックソン著、翻訳井口耕二の「スティーブ・ジョブズ I」を読み終えました。日本滞在中に、いち早く電子版を発売したVoyagerBooksから購入しました。紙の本が好きという方も多いと思いますが、電子版をiPadで読むのがジョブズも一番喜ぶと思い、電子版にしました。
さて、ネタバレしても良くないので、全体的な感想を。
この種の伝記的なジョブズの本は、これまでもいくつかありました。代表的なものに「iCon Steve Jobs」(スティーブ・ジョブズ 偶像復活)があります。それ以外にも、数々のジョブズ、アップル関連本を読んだ私としては、それらに触れられていない秘話が今回どれだけ出てくるかというのが、一つの注目点でした。
結論から言うと、これまで全く知らなかったような、あるいは全く違うように伝えられていた内容はほとんどなかったです。そんなことから、数年前に読んだ本を、もう一度読み返しているような気にもなりました。しかし、これらの本と決定的に違うのが、ジョブズに直接取材をしているかどうかという点。
「iCon Steve Jobs」などは、アップルストアの店頭に並んでいながら、後に撤去されるというようなこともありましたから、実はいい加減な内容だったのではという疑惑もありました。
結論としては、どちらの本も関係者にかなり綿密な取材をしているようで、細部はともかく、大きく食い違う部分はなかったと思います。ただし、今回の本は、ジョブズに直接取材している分、その価値が高まったと言えるでしょう。
また、ジョブズへの裏取りに関しては、肯定している部分、否定している部分、どちらとも言えない部分、様々です。否定している部分に関しても、筆者はその事実を否定するのではなく、ジョブズが自身の現実歪曲空間の影響を受けてしまったためではないか、と考察しているのも面白かったです。
そんなわけで、これまでのジョブズ像をよく知っている人にとっては、あまり驚きの内容は少ないと思いますが、よく知らなかった人にとっては驚きの内容の連続だと思います。しかも、I に関しては、読めば読むほど、ジョブズのことが嫌いになってしまうかもしれません。
I はジョブズの出生から、Apple追放を経てネクストでの様子、ピクサーの成功までを描いています。 I の内容は、多くの人が知っているわけでは無いが、既に裏話まで語られてきた事柄です。
II の内容は、多くの人が知っているが、裏話についてはまだあまり語られていない事柄についてと言って良いでしょう。
それだけに、II はI 以上に、驚きの内容が隠されているのではないかと期待します。
さて、ネタバレしても良くないので、全体的な感想を。
この種の伝記的なジョブズの本は、これまでもいくつかありました。代表的なものに「iCon Steve Jobs」(スティーブ・ジョブズ 偶像復活)があります。それ以外にも、数々のジョブズ、アップル関連本を読んだ私としては、それらに触れられていない秘話が今回どれだけ出てくるかというのが、一つの注目点でした。
結論から言うと、これまで全く知らなかったような、あるいは全く違うように伝えられていた内容はほとんどなかったです。そんなことから、数年前に読んだ本を、もう一度読み返しているような気にもなりました。しかし、これらの本と決定的に違うのが、ジョブズに直接取材をしているかどうかという点。
「iCon Steve Jobs」などは、アップルストアの店頭に並んでいながら、後に撤去されるというようなこともありましたから、実はいい加減な内容だったのではという疑惑もありました。
結論としては、どちらの本も関係者にかなり綿密な取材をしているようで、細部はともかく、大きく食い違う部分はなかったと思います。ただし、今回の本は、ジョブズに直接取材している分、その価値が高まったと言えるでしょう。
また、ジョブズへの裏取りに関しては、肯定している部分、否定している部分、どちらとも言えない部分、様々です。否定している部分に関しても、筆者はその事実を否定するのではなく、ジョブズが自身の現実歪曲空間の影響を受けてしまったためではないか、と考察しているのも面白かったです。
そんなわけで、これまでのジョブズ像をよく知っている人にとっては、あまり驚きの内容は少ないと思いますが、よく知らなかった人にとっては驚きの内容の連続だと思います。しかも、I に関しては、読めば読むほど、ジョブズのことが嫌いになってしまうかもしれません。
I はジョブズの出生から、Apple追放を経てネクストでの様子、ピクサーの成功までを描いています。 I の内容は、多くの人が知っているわけでは無いが、既に裏話まで語られてきた事柄です。
II の内容は、多くの人が知っているが、裏話についてはまだあまり語られていない事柄についてと言って良いでしょう。
それだけに、II はI 以上に、驚きの内容が隠されているのではないかと期待します。
vintagecomp at 06:42│Comments(0)│TrackBack(0)