2012年01月21日

現実歪曲空間は何処へ?

昨日も取り上げた教育界向けApple Special Eventですが、米国のニュースでも当然取り上げられていました。

SillerEducation

多くは「教科書を取り込むことで、iPad販売の加速を狙う」という視点で報道されていました。取り扱いは、中規模でトップニュース扱いではなかったですね。内容的にそんなもんでしょう、という意見もあると思いますが、いやいやここ数年のアップル関連ニュースの取り扱いと言えばこんなものではなかったと思います。
また、一見地味な発表ではありますが、教科書ビジネスを根本から変革するこの発表、実はかなり大きなニュースバリューがあると思います。

何故、トップニュース扱いにならなかったかと考えると、やはりジョブズの不在によるところが大きいのではないのでしょうか。フィル・シラーのプレゼンもなかなか切れが良かったですが、何かすごいことが起きているというワクワク感には至りませんでした。きっとジョブズがプレゼンしていたら、とんでも無いことが起きつつあるという感動を与えてくれたでしょう。

現実歪曲空間というと、大したことがないこともすごいこと(Insanely great)に思わせてしまうってことですが、そういう場合もありましたが実際は違っていたと思います。言葉では伝わりにくい感動、一見大したことがないのに実はすごいこと、将来的におきるすごいこと、これらを感じさせてくれるのがジョブズの現実歪曲空間だったと思います。
現実歪曲空間を見せられなくなったのは、Appleにとって大きな損失ですね。



vintagecomp at 08:28│Comments(3)TrackBack(0)Apple Topics 

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この記事へのコメント

1. Posted by SuZ   2012年01月21日 22:15
う〜ん、この地味な色のシャツ姿、ファッションからしてイケてないですね〜。
スタイリストぐらい居ないんでしょうかね。
2. Posted by Muto@VC   2012年01月22日 02:46
黒のタートルネックセーターだったら良かったかも。
3. Posted by SuZ   2012年01月24日 20:27
Jobsのマネをする必要もないし、それぞれに個性があって良いと思いますが、アップルらしいスマートな感じがしない気がするのが気になったところです。

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