2012年02月14日

故スティーブ・ジョブズにグラミー賞を授与

グラミー賞と言えば、ホイットニー・ヒューストンの突然の死で持ちきりですね。特別ファンでも無い私でもたくさんの曲を知っていますし、彼女の歌唱力は誰もが認めるところです。また、今思い出しましたが、私の結婚式で使った曲も彼女の曲でした。突然の訃報に、驚きました。

さて、そのグラミー賞の特別功労賞を故スティーブ・ジョブズが受賞しました。
Appleと音楽の関わりと言えば、やはり初代iPod が大きな転換点だったと言えるでしょう。代理で受賞した、シニアバイスプレジデントのEddy Cue氏も、初代iPodの発表について言及しています。
その、初代iPodの発表会、私もApple 本社に赴き、生で発表の瞬間を見ることができました。

iPod1G

しかし、当時の雰囲気は何とも微妙でした。ジョブズの現実歪曲空間に皆取り込まれましたが、$399の価格を発表した瞬間、その魔法が解けてしまった感じでした。確かに魅力的な製品だが、MP3プレーヤーが$400(当時のレートで約5万円)じゃ、いくらなんでもってわけです。
口の悪い私の友人は、「わざわざApple 本社まで行って、MP3プレーヤーの発表とは、ご苦労さん!」と言う始末。

当のAppleは、並々ならぬ自信があったようで、いつもの発表会とは違い、Mac関係のプレスだけでなく大手新聞社なんかも招待していました。日本の某大手新聞社の方も来ていましたが
「呼ばれて来てはみたけど、一体これは何?」
という感じで、私が説明してあげました。翌朝の新聞に、数行の記事が掲載されていました。

私としても、発表会終了後の2時間後にはホテルで全バラシを敢行し、おそらく世界最速バラシだったと思います。

そんなわけで、思い出深いイベントでしたが、まさかここまでiPodが成功するとは思いませんでしたね。


vintagecomp at 08:18│Comments(0)TrackBack(0)Apple Topics 

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