2013年01月25日

Appleが2013年度第一四半期の決算を発表

こちらです。
公式ページでは、過去最高の業績と自画自賛です。確かに、売上高は545億ドと過去最高で、前年同期の463億ドルから、18%も上昇。業績で一番に目が行くのは、売り上げですから、自画自賛も頷けます。
実際のところ一番重要なのが、純利益。いくら売り上げが上がっても、儲けがないと意味が無い。純利益は、130億7800万ドルと前年同期の130億6400万ドルから微増。こちらも過去最高です。

売り上げも利益も過去最高となると、株価も急上昇しそうなものですが、10%以上下落。少しだけ、株を持っている私としても、なんでやねん、と言いたくなります。

純利益は過去最高とは言え、ほぼ同じなわけで、横ばいと見られています。つまり、たくさん売れた割には利益は横ばいで、去年と比べると利益率が減っています。この点、今後の成長性に疑問を持たれたようですね。

製品別に見てみると、前年同期比の販売台数で、以下の様になっています。

iPhone 29%増
iPad       48%増
Mac  21%減
iPod  18%減

iPhoneは販売不調の報道がありましたが、ガセネタだったことが見て取れます。iPadは、やはりiPad mini効果が大きかったんでは無いでしょうか。とは言え、10インチiPadやMacを食っていることも考えられ、この辺りが売り上げが大きい割に利益は増えていない要因と思われます。
私が一番気になるのは、Macの台数減。これまで、iPhoneやiPadの影に隠れつつ、着実に台数を伸ばしてきただけに、気になるところ。やはりiPadに食われてしまったのか、それともPC市場全体の不調が原因か。
まー、この時期iMacのアップデートはあったものの、本格出荷とはいかなかったので、谷間だったことも事実。今年は、魅力的なニューMacを連発して挽回してしいものです。


vintagecomp at 11:17│Comments(2)TrackBack(0)Apple Topics 

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この記事へのコメント

1. Posted by Free Tibet   2013年01月26日 19:29
Mac販売台数の落ち込みは液晶パネルの製造問題で出荷台数が落ち込んだためでしょう。
2. Posted by Muto@VC   2013年01月29日 07:03
液晶パネルの製造問題も一因でしょうし、iPadに食われたのも一因でしょうし、PC市場全体の冷え込みも一因でしょう。問題はどれが主因かですね。
ティム・クックは、MacがiPadに食われているという指摘に、共食いは恐れていないと言ってますね。MacのシェアよりPCのシェアが圧倒的に多い以上、食う相手はMacよりPCの方が圧倒的に多いわけで、結果的にアップル優位になると考えているようです。
それも納得ですが、Macファンな私としては、あまり嬉しくないストーリーです。

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