2013年02月23日

不思議な日本の有料音楽配信

パソコン・携帯向け有料音楽配信、25%減」の記事が読売新聞に掲載されていました。

しかし、なかなか謎な内容です。

2012年のパソコンや携帯電話向けの有料音楽配信売り上げは、前年比25%減の543億円だそうです。25%減とはかなりの減りよう。業界は大変だ〜!

ところが、スマートフォンの利用が広まったことや、ソニー・ミュージックエンタテインメントが昨年11月からアップルの音楽配信サービス「iTunes Store」に、日本人アーティストの楽曲提供を始めたことから、パソコン向けは43%増だそうです。
スマートフォン向けは、パソコン向けに分類されるってことですかね。まあ、iTunes Storeなんかは、一度購入すると、パソコンでもスマートフォンでもどちらでも聞けるので、パソコン向けってことですかね。
そして、携帯向けが40%減。

43%増と40%減で合わせて25%減ということは、携帯向けの売り上げの方が遙かに大きいのでしょうか。

携帯からスマートフォンに移行しただけなら、売り上げは変わらない気もしますが、携帯の音楽配信の方が値段が高いから売り上げ減となるのでしょうか。着うたフルなど、確かに高いですね。

う〜ん、何とも不思議。私が、アメリカ在住で日本の事情がよくわかっていないからでしょうか。どなかた、解説していただけないでしょうか。



vintagecomp at 10:16│Comments(2)TrackBack(0)一般 

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この記事へのコメント

1. Posted by @   2013年02月23日 12:50
金額ベースなので、着うたフルに比べてパソコンの音楽配信が2割安いって事ではないでしょうか?
iTmsならもっと安いですし、販売数が落ちたわけでは無いと思ってます。
2. Posted by enigma   2013年02月23日 17:09
私も素人ですが、、、。
日本レコード協会のサイトに元データがありますね。
http://www.riaj.or.jp/data/download/index.html
ここには金額ベース以外にダウンロード回数ベースのデータもあります。
読売の記事でパソコン向けとされているのはインターネットダウンロード、携帯電話向けはモバイルです。
2012年のシングルトラックのダウンロード回数がインターネットで約7千万回、モバイルで6.5千万回とインターネットのほうがやや多いのに対して、金額ベースだとそれぞれ約122億円と約214億円で、単純計算だとモバイルのほうが1曲当たり倍近く高いことが分かります。
2011年はインターネットが約5.5千万回で約81億円、モバイルが約1億1千万回で約374億円なのでモバイルでのダウンロードはすごい勢いで減っていることが分かります。
総合計だとダウンロード回数ベースでも26%減ですが、これはスマホが増えて従来の携帯向けの着メロ・着うた(Ringtunes)のダウンロードが減った影響も大きいのではないでしょうか。

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