2013年05月04日

初期の互換機、Outbound Notebook

Vintage 品が色々と入荷しております。

128K 512KB/400KB 純正ピカソボックス入り ¥108,000
Plus 1MB/800KBプラチナ 純正箱入り  ¥79,800

Outbound Notebook 2030S 起動可能、不完動品  ¥28,000
PowerBook Duo 280c (270c Upgrade)スケルトン  ¥38,000

Apple IIe 純正箱入り、Apple 5.25 Drive 付き ¥88,000
Apple IIc 純正箱入り モニター、スタンド付き ¥79,800

純正箱入り品が目に付きますが、今回は敢えてOutbound Notebookを取り上げてみたいと思います。

OutboundNote-1

















Outbound Notebookの発売は、1991年12月。初代PowerBook 100/140/170の1991年10月とほぼ同時期です。
最高スペックのPowerBook 170が68030/25MHz。今回販売の2030S が68030/33MHz。最高峰の2030Vなら68030/40MHzとCPU性能はPowerBookを遙かに凌駕していました。重量もPowerBook 170が3.1kg、Outbound Notebookが2.8kgです。価格もPowerBookよりも安かったので、大変魅力的だったと思います。

しかし、この頃Appleは互換機を認めていたのか? 答はNoです。では、Outboundは違法なコピー商品だったのか?というとそれも違います。
問題となるのがROMですが、これはPlusやSE用のROMカードを移植することで動作するようになっています。ROMはユーザー側で用意するのが建前だったようですが、実際には中古ROMを付属して販売していたようです。

という何ともグレーな存在の互換機ですが、それだけに超レアで興味深い製品ですね。


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