2013年06月07日

超レアな Mac 128K 後期型が入荷

初代Macと言えば128Kですが、前期型と後期型があるのはご存知でしょうか。スペックは全く同じですが、外観上大きな違いが一つあります。

前期型

128Kearly








後期型

128Klate








リヤのエンブレムに128Kの名称が付いているかどうかです。
前期型と後期型、どちらが稀少かというと圧倒的に後期型です。前期型ももちろん今や稀少ですが、前期型は過去何十台と販売しております。後期型は本当に珍しく、ほんの数台です。

初代Macの名称としてお馴染みの128Kですが、私の推測ですが、この名前は実は後付ではないかと考えています。初代Macの発表会やパンフレットなどをみても、128Kという名称は見当たりません。単に、Macintoshとだけ記されています。当時はMacintoshと言えば、これだけですから、特に名前を付ける必要もなかったと思われます。

そして、1985年9月に512Kが発表。

512Kback





外観も同じMacですが、名称でも区別する必要が生じます。そこで、128Kという名称が付いたのでは内かと思います。また、あまり知られていませんが、128Kと512Kは、短期間ですが併売されています。データー上は、併売期間は1985年の9月10日から10月1日まで。1ヶ月もないですね。
後期型はこの期間だけ、あるいは512Kの販売が決定してからのごく短期間のみではないかと思います。

そんなレアな128K 後期型が入荷しています。

128KLate01















128K 後期型 128KB/400KB 純正ピカソボックス入り ¥139,800


超レア品だけに、お値段もそれなりですが、この機会を逃すと次は難しいかも知れません。
追加写真もぜひご覧ください。
ちなみに、128Kの名前の由来は、メモリが128KBであること。これはギリギリのメモリ容量で、メモリ不足が顕著でした。二台目になって512KBとなり、当時としては実用上十分なメモリ容量になりました。そんなわけで、現存する128Kは512Kのロジックボードに交換されたり(Appleから正式なアップグレードが設定されていた)、128Kのロジックボードのメモリチップを貼り替えてメモリ増量されています。そのため、オリジナルの128KBというのも大変稀少です。
また、800KB FDDにアップグレードされている個体も少なくなく、128KB/400KBのオリジナルスペックは、貴重な存在です。

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