2014年02月26日

初代Mac Proのビデオカード

Mac Proが発売されたのは2006年ですから、8年目になります。8年というと、パソコンの世界では相当古く、第一線で使うには苦しいのが普通です。実際、OS X 10.8 Mountain Lion移行はサポートされておらず、最新OSは使用できません。
しかしそこはフラッグシップマシン。最大メモリ32GB、売れ筋マシンのCPUはXeon 2.66GHz Quadというスペックは、今でもかなり高性能です。それではなぜ最新OSが使えないのかというと、
32bit EFIのためです。

初代と2007モデルでネックとなるのが、ビデオカードです。これも、32bit EFI、64bit EFI いずれに対応しているかで、対応機種が決まります。
Early 2009モデルのみで使用されていたカードでも、ほぼEarly 2008〜Mid 2012で使用可能です。 64bit EFI 対応だからです。しかし、初代や2007モデルには通常使えません。
逆に初代用のカードは、Early 2008以降では使えません。

初代で、使用されていたカードと言えば、以下になります。

nVIDIA Geforce 7300 GT 256MB 標準のカード
Radeon X1900 XT 512MB 後にリコール
nVIDIA Geforce 8800 GT 512MB かなり入手困難
nVIDIA Quadro FX 4500 512MB かなり入手困難

Radeon X1900 XT 512MBは、故障が多かったようです後にリコールされてしまいました。
nVIDIA Geforce 8800 GT は外観は同じですが、初代/2007モデル用と、Early 2008以降用で別モデルになっています。初代/2007モデル用は本体販売終了後に、アップルストアで細々と販売されたのみなので、数が非常に少ないです。
Quadro FX 4500 は、当時のウルトラハイエンドオプションで、価格は20万円以上したのでこれも数は少ないです。

そんなわけでリコール品や入手困難品を除くと、標準のカードしか選択肢が無さそうです。しかし、実はこれ以外の選択肢があります。

radeon4870HD













Radeon HD 4870 Graphics Card 512MB 22,800円

このカードは、元々Early 2009のハイエンドオプションでした。従って64bit EFI対応で、Early 2008以降で使用可能です。ところが、なぜか32bit EFIにも対応しており、使用可能です。
Early 2009のハイエンドオプションですから、性能的にもかなり高いものがあります。

ビデオカードが故障して、標準状態にしたいという方には、Geforce 7300 GTをどうぞ。

geforce7300












nVIDIA Geforce 7300 GT 256MB 14,800円


vintagecomp at 07:59│Comments(0)TrackBack(0)テクニカル 

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