2014年06月10日

MacBook Pro Retina Late 2013のSSDは高速版がある!

MacBook Pro Retina Late 2013のSSDは、PCI Express 接続となっており、それ以前のモデルより、格段に高速になっています。さて、一口にPCI Expressと言っても、何レーンで接続されているかで、最大速度は大きく変わります。そこは、システムレポートで表示させればわかります。
MacBook Pro Retina Late 2013の方は、大抵こういう風に表示されているはずです。
(クリックで拡大)

PCIe2x










リンク幅 x2と表示されています。つまり、PCI Express 2レーン、最大転送速度は1GB/secです。
ところが、こんな風に表示されている方もいるはずです。(クリックで拡大)

PCIe4x










こちらは、リンク幅 x4と表示されています。つまり、PCI Express 4レーン、最大転送速度は2GB/secです。この違いは何でしょうか。
最初の画像は、512MB SSDが搭載されていますが、2番目の画像は1TB SSDが搭載されています。実は、MacBook Pro Retina Late 2013の純正SSDは、容量によって接続速度が異なります。実際どうなっているのか、この手掛かりとなりそうな情報がこちらにありました。この記事では、
「15インチモデルは、13インチMacBook Pro RetinaやMacBook Airのように2チャンネル接続ではなく、4チャンネル(4レーン?)でPCIe接続ができるためこの速度が達成できたのではと推測されています。」
とされています。しかし、この推測、間違いがありました。2番目の画像の4レーン接続ですが、Vintage Computerで1TBのSSDをMacBook Pro Retina 13インチに接続した際の表示です。つまり、13インチ、15インチとも本体は4レーンに対応しています。
SSDの方は、128GB, 256GB, 512GBは、2レーン、オプションの1TBのみ4レーンです。

実際どのくらいの速度が出るのでしょうか。ベンチテストを行いました。

512GB SSD 2レーン
2xBench















Read 700MB/sec 超が出ています。やはり高速ですね。

1TB SSD 4レーン
4xBench
















こちらはWrite 960MB/sec!細かく見ると、項目によっては1GB/sec越えです。1.3倍〜1.5倍程度の性能が出ています。

いくらPCI Express の転送速度が高くても、SSDの転送速度は搭載されているフラッシュメモリの速度以上にはなりません。どうやら、搭載されているフラッシュメモリも1TBの4レーン仕様は高速なのだろうと推測されます。

1TBにアップグレードすれば、容量アップはもちろん、速度もアップ。これは注目ですね。

Retina2013SSD















1TB SSD forMacBook Pro Retina Late 2013
 ¥99,800

512GBは2レーンですが、こちらもお見逃しなく!こちらはAirでも使えます。

SM512MBA2013












Samsung 512GB SSD for MBA/MBR 2013
 ¥59,800


vintagecomp at 09:41│Comments(0)TrackBack(0)テクニカル 

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