2014年09月12日

スペシャルイベントの本当の主役は?

アップルスペシャルイベント、iPhone 6, 6 plus, Apple Watchと発表され、興奮冷めやらぬ方も多いと思います。皆様は、どの発表に一番心惹かれたでしょうか?

私が、個人的に一番注目しているのは、iPhone 6 でもApple Watchでもなく、Apple Payです。

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当面は、米国のみの展開ですので、日本では注目度が低いと思います。しかし、Apple Payは世界を変えるかもしれません。
iPhone 6はヒットするでしょうが、既存製品のニューモデル。Apple Watchは全く新しい製品とは言え、iPodやiPhoneの様なデバイスがもう一つ増えたとも考えられます。
Apple Payは、iTunes Storeができた時のように、全く新しい分野への進出です。しかも、市場はとてつもなく大きい。
決済手段と言うことでは、クレジットカードが全世界に標準的に普及しています。しかし、クックが言っていたように、そのセキュリティの低さは折り紙付き。世界中で、クレジットカード詐欺が蔓延しています。

私の理解では、Apple Payではクレジットカードと端末の持ち主が同じことを予めカードの発行銀行にオンラインで照会して認証します。販売店では、カードナンバー等の情報は一切渡らないので、ここで漏れる心配はありません。端末を盗まれたりしたらという心配は、Touch IDの認証が必要なので、簡単に悪用されることはありません。もちろん、盗難が確定したら、端末は持ち主が文鎮化操作をして完全に安全になります。

さて、このように優れた仕組みですが、こういうサービスはいくら優れていたも、普及しなければ意味がありません。既に、米国の22万店舗で導入が決まっていますが、これから更に普及が進むと思います。なぜなら、多くの店舗がカード詐欺に頭を悩ませており、その解決の切り札となり得るからです。米国ではカード詐欺が発生した場合、その損失は多くの場合、店側が被ることになります。これ解消するなら、すぐにも導入したいでしょう。
また、つい数日前にも、大手DIYショップのHome Deptから、大規模カード情報流出事件が起きたばかりです。このようなリスクもなくなるわけです。利用者にも、店側にもメリットが大きいので、普及は一気に進むのではないでしょうか。

Vintage Computerでも、環境が整い次第、導入したいですね。


vintagecomp at 08:49│Comments(0)TrackBack(0)Apple Topics 

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