2016年01月05日

超大容量メモリの効果-1

Mac Pro Late 2013やMac Pro 8/12 Core Early 2009〜Mid 2012モデルは、最大128GBまでメモリを拡張できます。この超大容量化は、どの程度の効果があるのでしょうか。
まず、軽い作業しかしない場合は、超大容量化の効果は全くありません。重い作業になればなるほど、大容量化の効果が顕著になっていきます。それは、どの程度?って疑問が湧きますが、それに見事に答えるテストをOWCが実施していました。ここでわかりやすく紹介したいと思います。

テスト1 diglloydMedium Photoshop Action Test
20, 000ピクセル幅の画像を使用して、15.7GBのファイルを生成

テスト2 diglloydHuge Photoshop Action Test
40, 000ピクセル幅の画像を使用して、56GBのファイルを生成

テスト1はなかなかにヘビーな作業、テスト2は更に相当ヘビーな作業ってことになります。

色んなマシンでテストしておりますが、今回はメモリ増設の効果を見るために、機種を固定して表示して見たいと思います。

マシン:Mac Pro Mid 2010 12 Core Xeon 3.46 GHz, Radeon HD 7950

テスト1結果(所要時間(秒)、バーが短いほど高速)
45












8GBで46秒かかっていたのが、32GBで14.6秒と3倍以上高速化しています。この作業は、32GBでメモリは十分なようで、それ以上増設しても頭打ちしています。
ちなみに、Early 2009 4 Core 3.33GHz 64GB でも14.9秒と遜色ない速度です。CPU速度よりも、メモリの影響が大きいですね。

テスト2結果(所要時間(秒)、バーが短いほど高速)
06












こちらは、32GBから64GB、96GBに増設すると更に画期的に高速化しています。8GBで338.2秒に対し、96GBで52.7秒。6.4倍の高速化です。
このテストでも、96GBでメモリは十分なようで128GBにしても頭打ちしています。もう少しヘビーな作業なら、128GBが高速化するはずです。

次回は、他機種との比較を行います。旧型Mac Proは最新のMac ProやiMacに太刀打ちできるのか!?

Mac Pro Early 2009-Mid 2012用メモリ、好評販売中

DDR3ECC3-MC


vintagecomp at 12:20│Comments(2)TrackBack(0)テクニカル 

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この記事へのコメント

1. Posted by     2016年01月05日 18:18
どうせならCPUの交換についても記事にしてください。
2. Posted by Muto@VC   2016年01月07日 05:57
すぐにはできそうにないですが、いずれやりたいと思います。

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