2016年01月06日

超大容量メモリの効果-2

昨日の続編です。昨日は、Mac Pro Mid 2010のみでのメモリ容量増減の比較ですが、今日は3機種での比較をしてみたいと思います。エントリーは、以下の3機種です。

iMac 27 inch 5K Late 2015 4 Core/Core i7 4.0GHz,  AMD 395X, Fusion Drive
Mac Pro Late 2013 4 Core Xeon 3.7 GHz, Dual AMD Fire Pro D300, Apple SSD
Mac Pro Mid 2010 12 Core Xeon 3.46 GHz, Radeon HD 7950, OWC E2 SSD

テストは、昨日の非常にヘビーなテスト2です。

テスト2 diglloydHuge Photoshop Action Test
40, 000ピクセル幅の画像を使用して、56GBのファイルを生成

テスト2結果(所要時間(秒)、バーが短いほど高速)
27












小さくて見えないと思いますが、クリックで拡大します。

8GBでは、iMac Late 2015が164.5秒とMac Pro Late 2013の235.9秒よりも高速になっています。さすが最新マシン! Mac Pro Mid 2010の338.5秒よりも倍高速です。やはり、5年前のマシンでは太刀打ちできないのか!

iMac最大の64GBでは49.0秒まで高速化。Mac Pro Late 2013は58.1秒、Mac Pro Mid 2010は90.2秒となっています。その差は埋まりませんが、

そして、iMacでは不可能な128GBまで増設すると、Mac Pro Late 2013は43.0秒、Mac Pro Mid 2010は54.1秒となっています。ここで、Mac Pro Late 2013はiMac 5Kを逆転。Mac Pro Mid 2010は、iMacに及びませんでしたが、かなり迫ったスコアになっています。

Mac Pro Mid 2010は、OWC E2 SSDが使用されていますが、このスピードはRead 823MB/sec, Write 772MB/secとなっています。Vintage Comptuterで販売中の高速PICe SSDなら、Read 1.5GB/sec, Write 1.4GB/sec です。これを使えば、iMacと逆転も可能かもしれません。

というわけで、最新モデルのiMacはやっぱり速かった。しかし、標準の8GBのままではその能力は十分発揮されていません。最大の64GBで3倍も高速なります。

また、同じメモリ容量なら1歩譲るMac Pro Late 2013、Mac Pro Mid 2010 も128GBまで増設すると、同等の速さになります。

というわけで、ヘビーな作業をするのであれば、メモリ増設ほど効果的なアップグレードはありません。基本性能に差があっても、より多くメモリを搭載することで差は埋まり、逆転も可能です。

性能の高いiMac 5K Late 2015ですが、標準メモリのままでは宝のもちぐされです。


DDR3SODIMMx4













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vintagecomp at 08:28│Comments(0)TrackBack(0)テクニカル 

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