2016年05月17日

OS X El CapitanでのContinuity Activation Tool の使い方-2

少し開いてしまいましたが、5/12のエントリーの続編です。Mac Pro Early 2008-Mid 2012 の場合についてです。

Mac Pro 純正オプションのBluetoothの場合、Bluetooth 2.1+EDRのため、Handoffには対応できません。そこで、以下のパーツいずれかで対応可能です。

11acMacPro2009-3













Mac Pro Early 2009-Mid 2012用 Wi-Fi 802.11ac Bluetooth 4.0 アップグレードカード 14,800円
Mac Pro Early 2008-Mid 2012用 Wi-Fi 802.11ac Bluetooth 4.0 PCIeカード 9,800円


どちらも超高速の802.11ac対応ですので、それだけでもアップグレードの効果大です。

システム情報のBluetoothの欄で、Handoff等の対応状況が表示されます。

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あれれ?  Bluetooth 低エネルギー(BLE)対応、Handoff 対応、Instant Hotspot 対応 いずれも「はい」になっています。他の非対応機種では、ハードを対応させただけではBLEのみ「はい」で他は「いいえ」になります。そんな時に、Continuity Activation Tool の出番なのですが、いらないってこと?

はい、Yosemiteの場合は要りません。すぐに、Handoffが使えます。しかし、El Capitan になったら、なぜかシステム情報の表示は全て「はい」なのに、Handoffが使えません。そんな時は、iCloudのサインオフ、サインインで復活の場合が多いのですが、復活してくれません。

そこでやはりContinuity Activation Toolの出番です。5/12のエントリーの手順通りに行います。やることは同じですが、その実行状況は異なります。
MacBook Pro 2011モデルなどの時は、実行状況がターミナルウィンドーに流れ、いかにも処理中という感じで、ある程度時間がかかります。しかし、Mac Pro 2008-2012の場合は、あっという間に以下のメッセージが表示されます。

「OS X Report 「OS X Report Continuity as active. No change were applied.」
(OS XはContinuiityは有効であるとレポートしています。変更は実施されません。)

そして、再起動が促されます。これでは、何もやっていないとしか思えません。しかし、再起動してiOS, OS X双方でiCloudのサインオフ、サインインをすると・・・
何と、Handoff 復活です!!

何も処理をやっていないように見えたため、Continuity Activation Tool 以外が効いているのではないかと思いましたが、これまでの検証とお客様情報から、Continuity Activation Toolを実行しないとHandoffを有効にできません。

というわけで、紆余曲折がありましたが、Mac Pro 2008-2011, OS X El CapitanでHandoffを有効にする方法が発見されました。

vintagecomp at 06:00│Comments(0)TrackBack(0)テクニカル 

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