2017年06月17日

サポート事例、アンテナ端子の破損

大好評のMac Pro用内蔵802.11ac, Bluetooth 4.0 アップグレードカード。先日、お客様よりサポート依頼をいただきました。

早速、アンテナ線3本を引っ張り出し、ワイヤレスカードに取り付け始めましたが狭い空間での慣れない作業に四苦八苦している内に(Wi-Fiの)アンテナ線金具が変形し、取り付けることが出来なくなってしまいました。
アンテナ線の先端の金具を取り換えることが出来ればと考えているのですが如何でしょうか。

この作業です。
MacPro2009-11ac-5






やってしまいましたね。確かにアンテナ端子は小さいので、うまく合わせるのは少々難しいです。しかし、「あれ?入らない」というところでやり直せば通常は問題ありません。おそらく、「あれ?入らない」というところでさらに大きな力を加えてしまったのでしょう。

お客様は、アンテナの先端の金具を交換と考えられたようですが、これはかなり難しく現実的ではありません。では、アンテナ全体を交換してしまえば?と思いますが・・・

antenna














画像では見にくいですが、筐体にリベット留めされています。これも交換は困難。あえて言えば、筐体交換が現実的な方法です。
いずれにしても大変ですので、まずは端子の修復をお勧めしました。ピンセット等で変形を修正することで復活することが少なくありません。その結果・・・

1番の金具はペシャンコになっていましたが、時間をかけて根気強くピンセットで整形した結果、何とか3個とも接続することが出来ました。
その他のケーブルもオンラインマニュアルに従って接続しました。お陰さまで非常に高速に稼働しており、満足しています。

いや、良かったです。最悪、一本は接続しないということもお薦めする必要があるかもと考えておりました。アンテナ二本接続の場合、理論最大で866Mbpsとなります。3本アンテナの1300Mbpsには及びませんが、純正標準の300Mbpsよりはずっと高速です。
取り付けの際は、慎重に位置あわせを行って、「あれ?入らない」と感じたら無理をせずにやり直すのが肝心です。


vintagecomp at 03:27│Comments(0)TrackBack(0)Mac改造 

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