2018年02月22日

Mac Pro で最強のSnow Leopardマシーン

多くの方は、macOSの最新バージョンか、それに近いバージョンを使っていると思います。なかなか新しい環境に移行できない場合が多いのが、プロユーザーの方です。
以前は、OS 9環境から移行できない方が多く、多くのPower Mac G4用のパーツやOSを扱ってきました。しかし、さすがに今もOS 9を製作環境に使っている方は、ほぼいなくなったと思います。

一昔前のOS 9に相当するのが、OS X Snow Leoard 10.6だと思います。10.6.8までは、PowerPC用のソフトを動作可能にするRosettaが有効ですので、古いOS X用のソフトが動きます。10.7以降では、PowerPC用のソフトは全く動作しませんので、今でも使用している方が多いですね。

プロ御用達のマシーン、タワー型 Mac Pro の全てに対応しているのも嬉しい点です。Mac Pro Mid 2010, Mid 2012もSnow Leopard対応です。Mid 2012のプレインストールOSは10.7.4以降ですが、10.6.4以降をインストールすれば動作します。

以前は、古いOSの入手に苦労したものですが、OS X Snow Leoard は今でもアップルで販売中です。ただしちょっと惜しいのは、リテール版は10.6.3な点です。Mac Pro Mid 2010は、10.6.4以降対応なので、本体付属のディスクが欠かせません。

Mac ProはCPUが強化できるのも嬉しい点です。お客様から、10.6.8環境でも、X5680X5690へのCPUアップグレードは可能か?との問い合わせをいただきました。もちろん、可能です。
メモリは10.7.5以降で最大128GBが可能ですが、10.6.8では最大96GBという制限はありますが、超大容量化が可能であることに変わりはありません。
ビデオカードは、Radeon HD 5770Radeon HD 5780が対応します。最新GPUには見劣りするものの、当時はかなりの高性能GPUで、古いソフトを使う分には十分な性能を発揮してくれると思います。




vintagecomp at 07:57│Comments(4)Mac 

この記事へのコメント

1. Posted by kazu   2018年02月22日 11:05
>Mac Pro Mid 2010は、10.6.4以降対応なので、本体付属のディスクが欠かせません。

そのとおりで、Mac Pro Mid 2010の整備済製品を買った時期がLionのリリース後だったのでLionがプレインストールされてきました。
Snow Leopardのリテール版を買っていたのですぐにインストールしようとして拒否られた思い出が蘇りました。

このためOSXのPPC専用ソフトを動かすために未だにMDDが必要な状況です。スペースを圧迫しているので何とかしたいのですが…
2. Posted by Muto@VC   2018年02月23日 02:46
せっかく今でもSnow Leopardが入手できるのに、おそらく一番使用することが多いマシンで使えないのが歯がゆいですね。
実は、近々本体付属のディスクが入荷しそうですので、ご期待ください。
3. Posted by enigma   2018年02月23日 17:21
私はSnow Leopardは仮想環境で使ってます。といってもSnow Leopardまで(だったかな?)は、仮想環境で使えるのはサーバーOS限定なので、正確にはSnow Leopard Serverですが。もちろん最強には程遠いですが、どうしても必要なときに使えるようにしているだけなので、私にはこれでも充分です。もっとも、今どきSnow Leopard Serverのインストールディスクを入手するのも難しいかもしれませんが。
4. Posted by Muto@VC   2018年02月24日 01:59
この種の古いOS環境は、メインの制作環境になる場合と、過去作品の確認、修正程度に使用される場合とに二分されるでしょうね。
それぞれの目的に応じて、最適な環境を保持したいものです。

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