2018年10月13日

macOS Mojave インストールに注意

先日、NVMe SSDをご購入いただいたお客様から、macOS Mojave インストール後、起動できなくなったとのサポート依頼をいただきました。
MacBook Air Mid 2013で、Mojave インストール中に不具合が生じ、その後再起動してもディスクを認識しないとのことでした。 リカバリーモードで起動しても認識しないとのことで、SSDの故障が疑われるとのことでした。

返送していただき、Vintage Computerでテストをいたしました。MacBook Air Mid 2013 に装着し、外部ディスクのmacOS High Sierraから起動したところ、あっけなくSSDが認識されました。ただし、起動ディスクはなく、macOS Mojave Install のボリュームだけが確認されました。インストール中の何らかの不具合で、インストールデーターが入っただけの状態で起動不能になったようです。

初期化してmacOS Mojave をインストールしてみると、問題なくインストール、起動できました。ユーテリティで確認しても、ディスクの問題は検出されず、ハード上の問題はないと判断しました。

ネット上を見ると、 macOS Mojave インストール時に不具合が発生し、復旧に大変苦労したという情報がいくつも見られます。メジャーアップデートにはつきものですので、インストールする場合は慎重に、そして然るべき環境、準備を整えた上で実行されることをお勧めします。私がお勧めするのは、以下2点です。

1. インストール直前の状態で、Time Machineのバックアップを取っておく。
2. 外部ディスクから macOS High Sierraが起動できるようにしておく。

Time Machineのバックアップがあれば、とにかく元の状態には戻れますので、これは必須です。それから、2も重要です。特にSSDのフォーマットがAPFSになったことから、macOS Sierra以前では APFSフォーマットのディスクを認識できませんので、ぜひともmacOS High Sierraが起動できる外部ディスクがあると便利です。
SSDをアップグレードしている場合は、以下のケースを使って純正のドライブを使って起動ディスクを用意するといいですね。

EnvoyPCIe











OWC Envoy Pro PCIe SSD USB 3.0 ケース 14,800円
OWC Envoy USB 3.0 外付けSSDケース for MacBook Air Mid 2012  3,980円
MacBook Pro Retina Mid 2012~Early 2013 SSD用 USB 3.0 外付けケース 5,800円

私の場合は、テストマシンにはmacOS Mojaveをインストールしていますが、仕事のメインマシンには慎重を期してしばらく様子見です。

vintagecomp at 05:04│Comments(0)サポート事例 

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