2019年07月30日

Metal対応カードと非対応カードの組み合わせ

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macOS Mojaveの必要条件がMetal対応 GPUを搭載していることです。しかし、既にMojaveインストール済みのMac Pro Mid 2010/2012なら、Metal非対応のグラフィックボードを装着しても、起動、表示は可能です。もっとも、十分なグラフィック性能は発揮できません。

FirmwareがMac対応のMetal対応のグラフィックボードを装着するのが、Mac Pro Mid 2010/2012で運用するのは理想的です。しかしこれらのカードは絶版で入手困難、あっても価格は高いです。
そこで、 FirmwareがMac非対応ながら、Apple自体も推奨カードそしているRadeon RX 580等を利用するのが一般的となります。起動時には、Appleロゴは表示されず、いきなりデスクトップが現れる形になります。その他、OS上以外の表示ができないのが難点です。option起動やリカバリーモード、AHTなどいずれも表示されません。これは不便。これらを使う時は、グラフィックボードの差し替えが必要となるわけですが、やっぱり不便ですね。そこで、考えるのがMetal対応カードと非対応カードの2枚挿し。以前、試してみました

この時は、Metal対応カードにQuadro 4000、非対応カードにGeforce GT 120を使いました。Quadro 4000 しか表示できないという結果でした。これでは2枚同時に使えず、失敗と考えていましたが、これはこれで価値があるとも言えます。Geforce GT 120はOS上で使えなくても、option起動やリカバリーモード等で表示できるのであれば、いちいち差し替えすることが不要になります。
そこで、Radeon RX 580Geforce GT 120で使ってみたというお客様から連絡がありました。起動途中で止まってしまい、起動できなくなるとのこと。早速こちらでもテストしてみましたが、やはり同じ結果。GT 120にAppleロゴが表示され、ステータスバーが表示されます。その後、Appleロゴが消えたところでストップ。おそらく、ドライバーを読み込んだところでエラーが起きてしまうのでしょう。

Metal対応カードと非対応カードの2枚挿しはうまくいかないという結論です。やはり、必要に応じて差し替えるか、FirmwareがMac EFI対応のMetal対応カードを使うしかなさそうです。
 

vintagecomp at 09:28│Comments(1)テクニカル 

この記事へのコメント

1. Posted by Yung-suu   2019年07月30日 10:22
私の環境では rx580でリカバリーモードに入れます。dviでディスプレイを接続してそれ以外は外してではないとダメですが…

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