2019年08月06日

20周年 昔話9

昔話7で、弁護士が提示した方法は2つありました。

プランA:ややトリッキーな方法で会社を設立し、その会社にビザをサポートしてもらう。費用は低め。
プランB: 普通に会社を設立し、投資家ビザを取得する。ある程度の資金が必要。

これまで、プランAで進めていました。何と言っても、費用が少なくて済むのが魅力でした。ところが、プランBに切り替えて特急で申請すれば、7月までのビザ取得に間に合わないこともないというのです。

投資家として、ビジネスにある程度の額を投資することでビザが下ります。移民局を通すことなく、アメリカ大使館、領事館に申請手続きをできるので、スピーディーな対応が可能ということでした。日本人なら、日本のアメリカ大使館、領事館に行くことになりそうな気がしますが、実は他の国でもOK。世界中のアメリカ大使館、領事館の中には、申請後速やかに対処してくれるところもあるのです。しかも、それがアメリカ国境沿いのメキシコの街にあるというのですから、助かります。
また、投資家ビザの有効期限は5年間で、条件を満たせば何度でも更新可能。プランAよりも有利な点が多かったのです。

問題はビジネス、つまりVintage Computeへの投資金です。 しかし、当時は相応のお金が銀行口座にあることを示し、ビジネスプランとして今後の投資計画を示せばよかったのです。持ち金全部かき集めれば、見せるだけならなんとかなりそう。
こうして、急遽大急ぎで プランBに切り替えることになりました。

なお、現在では必要な投資金額も倍以上に上がり、ただの見せ金ではなく実際に投資を行う必要があるそうです。また、メキシコの領事館に申請することもできなくなったようです。
とは言え、アメリカで起業する場合に、いまでも有力なビザ取得方法であると思います。 

vintagecomp at 08:43│Comments(0)起業 

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