2019年10月10日

Mac Pro 2009-2012 128GBメモリ+OS X 10.8.5

超ヘビーな作業では、何と言ってもメモリ搭載量が物を言います。Mac Pro Early 2009-2012は、デュアルCPUなら最大128GBまで搭載可能ですので、超ヘビーなプロのお仕事もこなせます。それ故、今になっても手放せない方が多いです。
128GBキットを利用するためにはOS X 10.9 Marvericks以上が必要です。

DDR3ECC8-SM2

















128GBキット 16GBx8 DDR3 PC3-14900 1866MHz ECC Registered Samsung純正 88,000円

商品説明には以下のように記載しています。

本キットの利用には、OS X Marvericks 10.9以降が必要です。 (中略)OS X 10.8.x以前では、8/12 Coreモデルは96GBが最大です。

お客様より、128GBメモリキットについて、お問い合わせをいただきました。以下のような内容です。 

macOS 10.13.3 High Sierraをメインで使っていますが、OS X 10.8.5もサブで使っています。128GB搭載した場合、 OS X 10.8.5では96GBしか認識しないだけで正常に動作するのでしょうか。それとも、起動不能になったりするのでしょうか。

はい、ちゃんと把握しております。え〜〜と、どうだったっけ(汗)。
以前、ちゃんと動作検証もしたのですが、最近はこの種のお問い合わせも長らくなったので忘れています。これはやはり実機確認しないといけないでしょう。

やってみると、あれ? 「このMacについて」で128GB認識しています。 あっ!思い出しました。
 「このMacについて」やシステム情報ではちゃんと128GB認識されるのですが、実際には利用できないのです。アクティビティモニタでメモリを観察すると、メモリ使用量96GBまでは正常に使用されますが、それ以上になるとメモリは使用されずスワップ領域に入り、レインボーマークが頻出するようになります。

というわけで、 OS X 10.8.5以下では96GBまでしか利用できないものの、問題なく起動し切り替えの際にメモリを抜いたりする必要はありません。
また、シングルCPUモデルの場合は、最大メモリは56GB(16GBx3+8GB)ですが、64GB (16GBx4)搭載すると、起動途中でフリーズしてしまいます。この辺りの違いは、注意が必要です。

vintagecomp at 08:31│Comments(0)テクニカル 

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