2019年11月07日
純正PCIe SSDとBoot Camp
MacBook Air 2013-2017, MacBook Pro Late 2013-2015, Mac mini Late 2014 Mac Pro Late 2013, iMac Late 2013-2017等で使用されている純正PCIe SSD。最近は、安価な社外品も入手可能ですが、互換性の高さより割高な純正品も今だに人気があります。特にBoot Campの互換性については、社外品はうまくいかないことが多く、純正品が鉄板です。
純正PCIe SSD 256GB, 512GB, 1TB
ところが、最近MacBook Pro 13" Mid 2014のお客様から
Boot CampによるWindows10インストール時に「準備しています」のままハングアップしてしまいます。
とのご指摘をいただきました。
単品不具合も考えらえれるため交換しましたが、やはり同じ状況。これはSSD側の不具合ではなく、何らかの互換性の問題と考えられます。
MacBook Pro 13" Mid 2014の標準のSSDは、x2接続です。そのため最大速度は800MB/secくらい。ところが、本体はx4接続に対応しており2015モデル以降の高速なx4 SSDを装着すると最大速度は1.5GB/secまで向上します。高速になりすぎるのが、原因のようです。
2015モデル以降では、高速なx4 SSDが純正でも採用されているため、こちらの互換性の問題はないと思います。Mac Pro Late 2013についても、2015年の中盤以降高速なx4 SSDが採用されており、これも問題ないと思われます。
Mac mini Late 2014, iMac 2013-2014は本体側がx2接続であり、x4 SSDを装着しても高速化しないため問題ないと思われます。
ということで、MacBook Air, MacBook Proの2013、2014モデルで高速なx4 SSDを装着した場合に、Boot Campの互換性の問題が発生するのではないかと推定しています。
なお、先に書きましたように、社外品のSSDはこの種の問題が起きがちですが、実はOWCのSSDはこれをソフトウェア的に解消しています。その手法は、x4接続をx2接続に落としてしまうということです。やはり高速すぎるのが原因のようです。
なお、この問題はあくまでBoot Campに置いてであって、macOSでは何ら問題はありません。
MacBook Air, MacBook Proの2013, 2014モデルで高速なx4 SSDを装着した場合に、Boot Campの互換性の問題が発生すると推定しているわけですが、断定できる状況にはありません。この種の不具合を経験された方は、ぜひコメントをいただけると幸いです。
純正PCIe SSD 256GB, 512GB, 1TB
ところが、最近MacBook Pro 13" Mid 2014のお客様から
Boot CampによるWindows10インストール時に「準備しています」のままハングアップしてしまいます。
とのご指摘をいただきました。
単品不具合も考えらえれるため交換しましたが、やはり同じ状況。これはSSD側の不具合ではなく、何らかの互換性の問題と考えられます。
MacBook Pro 13" Mid 2014の標準のSSDは、x2接続です。そのため最大速度は800MB/secくらい。ところが、本体はx4接続に対応しており2015モデル以降の高速なx4 SSDを装着すると最大速度は1.5GB/secまで向上します。高速になりすぎるのが、原因のようです。
2015モデル以降では、高速なx4 SSDが純正でも採用されているため、こちらの互換性の問題はないと思います。Mac Pro Late 2013についても、2015年の中盤以降高速なx4 SSDが採用されており、これも問題ないと思われます。
Mac mini Late 2014, iMac 2013-2014は本体側がx2接続であり、x4 SSDを装着しても高速化しないため問題ないと思われます。
ということで、MacBook Air, MacBook Proの2013、2014モデルで高速なx4 SSDを装着した場合に、Boot Campの互換性の問題が発生するのではないかと推定しています。
なお、先に書きましたように、社外品のSSDはこの種の問題が起きがちですが、実はOWCのSSDはこれをソフトウェア的に解消しています。その手法は、x4接続をx2接続に落としてしまうということです。やはり高速すぎるのが原因のようです。
なお、この問題はあくまでBoot Campに置いてであって、macOSでは何ら問題はありません。
MacBook Air, MacBook Proの2013, 2014モデルで高速なx4 SSDを装着した場合に、Boot Campの互換性の問題が発生すると推定しているわけですが、断定できる状況にはありません。この種の不具合を経験された方は、ぜひコメントをいただけると幸いです。
vintagecomp at 08:54│Comments(16)│Mac改造
この記事へのコメント
1. Posted by ちーむ 2019年11月10日 00:57
どうもこれと同じことで2ヶ月悩んでいました。windows側でなんたらSSD.sysとエラー吐いていてお手上げでした。7もだめ、10もだめで。早くにここを確認すれば解決が早かったなあ。NGFFのM2を手配して変換コネクタでやってみます。助かりました。それでは!
2. Posted by Muto@VC 2019年11月10日 23:47
変換コネクタ+NGFF M.2も同様のことが起きますよ。
x2接続のSSDにする必要があるようです。純正だと2013/2014当時のSSUAXですね。
x2接続のSSDにする必要があるようです。純正だと2013/2014当時のSSUAXですね。
3. Posted by ちーむ 2019年11月12日 00:07
えーとNVMeでなくてAHCIなら問題無いでしょう。
4. Posted by Muto@VC 2019年11月13日 09:32
NVMeが原因ならそうなりますが、x2標準の機種に、x4のSSDを搭載したことが原因ではないかと推定しています。それなら、AHCIでも同じになる可能性があります。もちろんAHCI x2なら大丈夫でしょう。
5. Posted by ちーむ 2019年11月17日 18:22
結果ですが純正のSSDでBOOTCAMPでWINDOWS10をインスト出来ました。原因はWINDOWS側でした。レジストリを改変してokでした。カタリナとWINDOWS10で武装したmba2013になりました。お騒がせいたしました。
6. Posted by Muto@VC 2019年11月19日 04:20
使用されたSSDは、MacBook Air 2013標準のものでしょうか。それとも、高速はx4 SSUBXでしょうか。
7. Posted by ちーむ 2019年11月21日 13:33
mba 2015に付いていた純正SSDです。それを2013に付けて動作しています。サムスンの128gbのです。
8. Posted by Muto@VC 2019年11月22日 01:59
なるほど。
結局、ちーむ様と同様の原因なのか、たまたまOKな場合とNGな場合があるのか、128GBは他の4x SSUBXと比べて低速なために大丈夫なのか、まだ見極めが必要ですね。
結局、ちーむ様と同様の原因なのか、たまたまOKな場合とNGな場合があるのか、128GBは他の4x SSUBXと比べて低速なために大丈夫なのか、まだ見極めが必要ですね。
9. Posted by kawa68k 2019年12月11日 11:03
通りすがり失礼します。
自分の環境ではMacBookAir2014(11インチ)+変換コネクタ+960evo(1TB)で、
今のところBootCamp(Windows10)も含めて動作しているようです。
やったことは
・Windows10のisoは1502まで遡る
・Windowsインストール時とWindowsUpdateの時は必ず電源に接続する
・バッテリー動作だとWindowsがCRITICAL_PROCESS_DIEDで止まるので、電源に接続して起動し、電源の詳細設定で
詳細な電源設定の変更->PCIExpress->リンク状態の電源管理->バッテリ駆動:適切な省電力にする。
憶測ですがNVMeでデフォルトの「最大限の省電力」ではPCIeの電力が足りないのかも
MacBookAirをNVMeのSSDに換装する(4)
https://kawa68k.hatenablog.com/entry/2019/11/30/174526
自分の環境ではMacBookAir2014(11インチ)+変換コネクタ+960evo(1TB)で、
今のところBootCamp(Windows10)も含めて動作しているようです。
やったことは
・Windows10のisoは1502まで遡る
・Windowsインストール時とWindowsUpdateの時は必ず電源に接続する
・バッテリー動作だとWindowsがCRITICAL_PROCESS_DIEDで止まるので、電源に接続して起動し、電源の詳細設定で
詳細な電源設定の変更->PCIExpress->リンク状態の電源管理->バッテリ駆動:適切な省電力にする。
憶測ですがNVMeでデフォルトの「最大限の省電力」ではPCIeの電力が足りないのかも
MacBookAirをNVMeのSSDに換装する(4)
https://kawa68k.hatenablog.com/entry/2019/11/30/174526
10. Posted by Muto@VC 2019年12月12日 01:56
なるほど。それだとx4ではダメでx2ならOKの説明もつきますね。
11. Posted by インストール成功 2021年03月05日 21:50
ThunderboltからFireWireに変換するアダプターを挿してWindowsのインストール、起動が出来ました、起動すれば外しても大丈夫そうですただ再起動の時挿さないとエラーが出ます
12. Posted by 追記 2021年03月05日 22:02
>>11
Macbook Air 11インチ2014
OS Big Sur 11.2.2
ssd 970 EVO Plus 500GB
Windows10は先月ダウンロードした物でFireWire側は何も挿さずアダプターだけを挿してインストールするだけです。
Macbook Air 11インチ2014
OS Big Sur 11.2.2
ssd 970 EVO Plus 500GB
Windows10は先月ダウンロードした物でFireWire側は何も挿さずアダプターだけを挿してインストールするだけです。
13. Posted by Muto@VC 2021年03月06日 03:02
情報ありがとうございます。
やはり速度を制限することで、問題を回避できるようですね。
やはり速度を制限することで、問題を回避できるようですね。
14. Posted by 池上巌 2023年01月27日 17:31
Macpro2012に内蔵SSDをつけてWindows10のインストールに成功しました。Mac側はMojaveです。Windows10のisoイメージからインストールDVDを作りビデオカードはOption起動できるものを使いました。
15. Posted by 池上巌 2023年01月27日 17:31
Macpro2012に内蔵SSDをつけてWindows10のインストールに成功しました。Mac側はMojaveです。Windows10のisoイメージからインストールDVDを作りビデオカードはOption起動できるものを使いました。
16. Posted by Muto@VC 2023年01月31日 02:25
池上巌様
情報ありがとうございます。内蔵SSDは、標準ベイ SATAでしょうか。それともPCIe スロット装着でしょうか。
標準ベイ SATAでしたら、特に問題なくできるはずです。PCIe スロット装着の場合は、標準的な方法ではサポートされていません。
情報ありがとうございます。内蔵SSDは、標準ベイ SATAでしょうか。それともPCIe スロット装着でしょうか。
標準ベイ SATAでしたら、特に問題なくできるはずです。PCIe スロット装着の場合は、標準的な方法ではサポートされていません。