2021年06月11日

iMacの処分の仕方

お客様から、iMac 27" Mid 2011の処分方法についてご相談いただきました。

数年前に、電源投入後アップルロゴが出た後にステータスサークルが出たまま起動しない状態になってしまったそうです。Appleのサポートにも相談したそうですが、結局は買い替えに。そのまま数年間放置したていたものの、この度処分することにしたそうです。しかし、HDD内には重要マル秘情報も含まれているため、そのままでは処分できない。分解してHDDを取り出すのも一案だけれども、そのためだけに必要工具を揃えるのもナンセンスな気がする、ということです。

考えてみましょう。要するに、HDDを読み取り不可な状態にする必要があるわけです。そのためには、
・HDDを初期化する
・HDDを破壊する
の2案があります。普通に初期化すると、データーは一応消去できますが、ユーティリティツールを使うと、簡単にデーターを復元できてしまいます。それを防ぐには全領域に0の書き込みを行うことです。これで、 ユーティリティツールでの復元は不可能になりますが、分解してディスクを取り出し、磁気顕微鏡を使うことで、上書きされたデーターを読み取ることも不可能ではありません。そこで、0書き込みを何度も行うことが、重要なデーターには推奨されています。これは、ディスクユーテリティのセキュリティオプションで、重要度に応じて選択できます。
HDDを物理的に破壊してしまえば、読み出しは不可能になります。金槌で強打すればイチコロです。

アップルロゴまでは出るということなので、HDDは完全に逝ってはいないようです。それを踏まえて、以下考えてみます。

1. インターネットリカバリを使って、初期化を行う。
2. インストールディスク、外付けHDDから起動し、初期化を行う。
3. ターゲットモードで起動し、他のMacに接続し、 初期化を行う。
4. 分解しHDDを取り出して、 外付けケースを使って初期化を行う。
5. 分解しHDDを取り出して、 破壊する。
6. 本体を内部HDDが破壊されるほどに破壊する。

ちょっと考えただけで、色んな方法がありますね。6はかなり乱暴で、愛機が破壊されるのは忍びないかも。しかし、簡単ではあります。もし実行される場合は、ガラスの破片が飛び散るので、十分安全には気をつけてください。

vintagecomp at 07:37│Comments(0)サポート事例 

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