2022年06月28日

UnbufferedとRegisteredの見分け方

6/30まで創業23周年記念セールを開催中!あと3日間!
商品合計1万円以上で、全品10%引き! この機会に是非ご利用ください。

Mac Pro Early 2009をご利用のお客様から、メモリのご相談です。デュアルCPUで現在、メモリは4GB 4枚の16GB。既存の16GBを活かして増設したいとのことです。
ここで問題となるのがメモリの種類、 UnbufferedかRegisteredです。メモリ交換可能なMacのほとんどはUnbufferedメモリです。しかし、Mac Pro Early 2009からLate 2013では、UnbufferedもRegisteredも使用できます。注意点は、UnbufferedとRegisteredは混在できない点です。混在させると起動すらしません。
従って、ご利用のメモリが UnbufferedかRegisteredか確認する必要があります。4GBまではUnbuffered、8GB以上はRegisteredが多いのですが、そうでない場合もあります。

お客様もわからないとのことで、メモリの画像を送ってもらいました。

registered






真ん中の他より大きいチップがRegistered チップです。従って、これは多分Registeredなのですが、実は100%確定ではありません。EPROMでソフトウェア的にRegistered チップの働きを無効にすることもできるのです。Registered チップをつけると製造コストも上がるので普通はそんなことはしません。しかし、先に説明した通り8GB以上はほとんどRegisteredメモリ。ほぼ生産されていない8GBのUnbufferedを作るより、8GB Registeredメモリをソフト的にUnbufferedにしてしまった方が手っ取り早いわけです。
そこで、手がかりになるのがラベル表示です。

registered2








10600Rと記されていますが、このRはもちろんRegisteredのR。Unbufferedの場合は、10600Eまたは10600Uと記されています。
4GBはUnbufferedが多いのですが、これはRegistered。ちゃんと確認して良かったです。

UnbufferedとRegisteredの見分け方は落とし穴がある上、間違うとまるで動作しませんので、注意が必要です。

vintagecomp at 13:36│Comments(0)テクニカル 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
プロフィール

Harry

Archives