2023年03月29日

Apple Pay Later の起源は?

Appleは、米国でApple Payで後払いが可能になる Apple Pay Later を導入開始しました。内容はというと、購入金額を均等な4回払いで、6週間にわたり支払うことが可能で、利息や手数料も発生しないということです。最初の引き落としから、2週間毎に4回に分けて引き落としされます。

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要は、分割払いで 利息や手数料が発生しないという内容ですね。
日本の皆様は、 利息や手数料が発生しないのは嬉しいものの、分割回数も固定で6週間の期間って短すぎて微妙と思う方も多いのではないでしょうか。

実は、アメリカではこのようなクレジットカードの分割払いという仕組みはこれまでなかったのです。Vintage Computerにも問い合わせはよくいただくのですが、カード決済も米国のシステムを使用しているため分割払いには対応しておりません。
その代わり、カードの支払日に最低金額(支払額の1%程度)以上であれば好きな金額を支払える仕組みになっているので、金欠の月も乗り切ることができるようになっています。(その分、金利と手数料がかかります。) ただし、支払い金額が少ないと、カードの使用可能な枠も少なくなってしまいますし、金利も嵩んでしまうのでなるべくなら全額払っておきたいもの、とは言えついついというのがよくあるパターン。ここからカード地獄にはまってしまう人も少なくありません。そういう悩みに応えたサービスと言えるでしょう。

日本では、カード地獄に陥りやすい最低金額支払いの仕組みはありませんが、分割払いの仕組みが普及しています。Appleも日本のカードの仕組みに注目して始めたサービスではないでしょうか。
 

vintagecomp at 12:42│Comments(2)Apple Topics 

この記事へのコメント

1. Posted by DJ LUCK   2023年03月29日 13:22
興味深い支払い形態ですね。
私のような月給取りですと2週毎に支払いというのはあまりメリット無さそう…という印象ですが、
それでも6週間かけて支払うので、初月は厚めに、次月は額が薄くなる変則2回払い(金利手数料なし)と考えると、相応の恩恵はあるのかもしれませんね。
2. Posted by Muto@VC   2023年03月30日 00:09
DJ LUCK様
日本の皆様には、それなりの恩恵はあるもののそれほどでも、という方が多いのではないでしょうか。日本での展開はないと見ます。

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