初代iPhone 狂奏曲

昨日は初代iPhone 16周年だったので、当時の話を。
日本では発売されなかった初代iPhone。SIMロックされており、日本では携帯としては使えません。それでも欲しいというお客様の要望を多数いただきました。そこで、購入代行を開始。たくさんのご注文をいただきました。
初日は10時間並ぶという苦行でしたが、すぐにそれは落ち着きました。フルプライス払って自宅でアクティベーションという仕組みだったので、購入は簡単。連日、たくさんの初代iPhoneを購入しました。そうすると、ストアではたくさん買ってくれるお得意様ということになり、VIP待遇に。裏に通されたり、車まで購入品を運んでくれたりと、丁重におもてなしされました。
「これは楽だし、助かったなぁ 」と思っていたある日、いつものようにストアに出向くと、
「もう、あなたには販売できなくなりました。」 
と突然の終了宣言。ガーン！ あんなに優しくしてくれたのに、なんてつれない。
 
そうは言っても、お客様からはたくさんのご依頼をいただいています。やらねばなるまい。そこで、最も近所のそのストアでの購入は諦めて、それ以外のストアを回ることとしました。1ストア2台ずつの購入。幸い、ロサンゼルスには、車で半径1時間以内のエリアに10店舗ほどあったので、なんとか調達することができました。しばらくは、ロサンゼルス中を回って大変な日々が続きました。