2024年05月29日

今だから言える昔話1

元々某自動車メーカーのロサンゼルス駐在員だった私、こちらで日本ではなかなか手に入らなかったビンテージMacやパーツが手に入ることに気をよくして、脱サラしてVintage Computerを創業することにしました。1999年のことです。
その前から、WEBサイト上に売りたし個人売買コーナーを設けて、それが好評だったことからアメリカでの起業を決意。したがって、Vintage Computerのお店であるWEBサイトも個人売買コーナーを改装、拡張する形で、特別苦労することなく立ち上げました。とは言え、その内容は今考えると信じられないほど貧弱でした。
WEBサイトはHTMLエディタで自作。デザインよりも、内容で勝負!は良いとして、商品ページは単にテーブルに商品画像と説明、価格と重量を記載しただけのものでした。お客様にはそれを見て頂いて、メールフォームに商品名と住所氏名等の情報を記載いただき、送信いただき注文完了。それがメールで届いて、お客様に総額と振込先を返信。お客様に振り込んでいただいて発送という流れでした。
支払いは銀行振り込み一択。当時ネットバンキングはやっと開始された頃でしたが、まだ提供していない銀行も多く、提供していても海外からはアクセスできない場合が多かったのです。そのため、お客様が振り込んでも、こちらでは確認できません。そこで、振り込んだらお客様には必ずメール連絡いただくようにお願いし、連絡をいただいたら発送しておりました。その後、2ヶ月ほどで銀行の明細が郵送されてきて、そこで初めて確認できるのですが、ありがたいことに取りっぱぐれは一回もなかったですね。さすが日本人!

こんな脆弱なシステムながら、おかげさまで好評で、実績を積んだことでクレジットカードの取り扱いもできるようになり、またネットバンキングで振り込み状況もすぐに確認できるようになりました。
そんな形でアパートの一室で運営されていた当時、懐かしいなぁ。

vintagecomp at 11:08│Comments(0)一般 

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